アルファベット順で絵本を検索

A

A B SEE(JY)

アルファベットの形が、それぞれの頭文字で始まる単語の絵のレリーフの組み合わせで構成されています。Aの本文はAlligator admires an apple.ですが、絵の中にはほかにもAlienにArmにArrowにAfricaに、もっともっとAで始まる単語がたくさん。巻末にはABC順に475の単語がリストアップされており、全部見つけるのは大人でもきっと大変なはず。
文・絵: Elizabeth Doyle

The Accidental Zucchini(JY)

AからZまでのアルファベットが、思いもかけない鮮やかなイラストになって登場します。米国ペアレンツ・チョイス賞受賞作。
文・絵: Max Grover
 

Ah, Music!(JY)

Musicって何? 音? 楽器? リズム? ハーモニーやオーケスト
ラ、そしてダンスも交えて、いろんな”Music”を紹介します。
文・絵: Aliki
 

Alexander and the Wind-Up Mouse(JY)

レオ・レオニのコルデコット賞銀メダル受賞作。ネズミのアレグザンダーは、悲鳴を上げられ、ほうきで追われる自分に対して、子どもに愛されるゼンマイ仕掛けのネズミのウィリーがうらやましくてたまりません。邦題『アレクサンダとぜんまいねずみ』。
文・絵: Leo Lionni
 
 

Ali Baba Jr. and the Four Thieves (RA)

『アリババと40人の盗賊』をもとにしています。登場するのはアリババの息子たち、盗賊は4人、洞穴を開けるのは呪文ではなくパスワードです。アリババJr.は真面目な人柄で、たまたま洞穴で見つけた財宝を、自分のものではないからと貧しい人々へ与えます。欲深い兄のカシムは、弟からパスワードを聞き出して、さっそく洞穴へと出掛けますが……。

All the World(JY)

ある家族の夏の一日を通して、雄大な「世界」が描かれています。海岸、市場、大木、嵐。世界のすべては大きくて深く、新しく古く……。幸せな夏の一日が凝縮された大判絵本です。
2010年コルデコット賞銀メダル受賞作品。
文:Liz Garton Scanlon
絵:Marla Frazee
 
 

Alphabatics(JY)

A はArk (箱船)。B はballoon (風船)。このアルファベットの絵本では、文字が引っ張られたり、曲げられたり、裏返しになったりして、みるみるうちに変わっていきます。
文・絵: Suse MacDonald
 

Alphabest(JY)

アルファベット26文字で始まる形容詞の、比較級と最上級のお勉強です。AはAngry、Angrier、Angriest。コミックのようにユーモラスなイラストで、怒っている度合いを表現しています。イラストがだんだん過激になって行き、見てよくわかる点が画期的。イラストを通して、イキイキとした擬音語、擬態語、間投詞もたくさん学べます。メインキャラクターは、あまり強そうではないスーパーマン。
文: Mary Hoffman(メアリー・ホフマン)
絵: Caroline Binch(キャロリン・ビンチ)
 
 

Animals Should Definitely Not Wear Clothing(JY)

動物は絶対に服を着るべきではないのです。なぜなら、いろいろと困ることが起こるから。ハリネズミやラクダ、ヘビなどの動物が次々に登場し、彼らが服を着ることの不具合さがユーモラスに説明されています。
文:Judi Barrett
絵:Ron Barret
 

The Ants and the Grasshopper (RA)

イソップ物語の『アリとキリギリス』をもとにしています。キリギリスはすばらしいミュージシャン。ギターを奏でながら歌い踊るコンサートは大人気です。アリ一家の末っ子はキリギリスのパフォーマンスが見たくてたまりませんが、お父さんとお兄さんからそれどころではないと注意されます。冬用の食べものをせっせと運ぶのに大忙しだからです。
 

The Ants Go Marching!(JY)

雨が降ってきて巣へと急ぐアリさん。2×2、3×3と数が増えていって、最後には10×10の100匹の大行進となります。
文・絵: Crisp, Dan
 


Ape in a Cape(JY)

1953年コルデコット賞銀メダル受賞作。Dove in love、Kitten with a mitton、Toad on the roadのようにアルファベット26文字で始まる動物たちが韻を踏んで登場します。
文・絵:Fritz Eichenberg(フリッツ・アイケンバーグ)
 
 

The Artist Who Painted a Blue Horse(JY)

エリック・カール作。「ボクは芸術家」、描くのは青いウマ、赤いワニ、黄色いウシ、ピンクのウサギ……。色鮮やかで力強い動物たちが、見開きの誌面いっぱいに躍動します。ドイツの画家フランツ・マルクの『青い馬』に触発されて描いた作品。
文・絵: Eric Carle
 
 

B

Baby Bear, Baby Bear, What Do You See?(JY)

エリック・カールとビル・マーティン・Jrのタッグによる作品。大人気のBrown Bear, Brown Bearの姉妹誌のような絵本で、かわいい小グマのイラストでスタートします。次のページに登場する動物を紹介していく構成は同じ。モモンガ、アメリカオオコノハヅク、アオサギ、ガラガラヘビなど、北米に棲息する10種類の野生動物が登場します。これらの動物がいつまでも野生のままで、のびのびと生きられますようにとの願いが込められています。見開きの誌面いっぱいに躍動する動物たちの力強さが印象的です。
文: Bill Martin Jr
絵: Eric Carle
 

Balloonia(JY)

「空に飛んでいった風船はどこに行くと思う?」「風船の国だよ。そこでは風船は生きているんだ」 弟のマシューのことばを鼻で笑っていたジェシカですが……。
文・絵:Wood, Audrey
 
 

Bark, George(JY)

イヌの親子が吠え方の練習をします。「吠えてごらんなさい」、お母さんイヌが子イヌのジョージに言うと、「ニャオ」。
文・絵:Feiffer
 

Bear about Town (TP)

クマさんは毎日、自分のお家Honey Houseから街にお出掛けします。月曜はパン屋さん、火曜はプール、水曜は映画館。どこもクマさんたちでにぎわっています。最後のページに街全体が地図のように描かれています。クマさんがどういうルートをたどって、何曜日にどこにお出掛けしているのか、地図をなぞって当ててみましょう。通りも、Bee Lane、Reel Road、Wriggly Road、High Streetなどのいろいろな表現があり、絵を見ることでそれぞれの特徴がわかります。
文: Stella Blackstone
絵: Debbie Harter
 
 

Bear at Home (TP)

クマさんはペットのネコと暮らしています。この絵本ではクマさんが自分の家を紹介します。まず、家の鍵を使って玄関ドアを開けます。さあ、何が見えるでしょう。キッチンにダイニングルーム、リビングはイギリス英語ではsitting room、お家の書斎も図書館と同じlibraryです。最後のページには、1階と2階の間取りが描かれており、クマさんのお家の全体像がわかります。韻を踏んだ英文がリズミカルです。
文: Stella Blackstone
絵: Debbie Harter
 

Bear Hunt(JY)

クマくんが森をお散歩しているところへ、二人のハンターがやってきました。
文・絵:Browne, Anthony
 
 

Bear in Sunshine(TP)

晴れた日は川にボートを浮かべて遊び、雨の日は歌を歌うのが大好き。風が強ければ赤いタコをあげ、嵐の日はベッドにもぐりこみ、雪が降ればもちろん雪だるま作り。一年中、お天気がどんなでも、クマさんは楽しみかたを知っているのです。
文: Stella Blackstone
絵: Debbie Harter
 

Bear on a Bike (TP)

リズミカルで愉快な音楽に乗せて、クマさんがいろいろな乗り物でお出掛けです。この本ではクマさんはクマの世界に住んでいるのではなく、人間やいろいろな動物たちと共存しています。自転車に乗ってマーケットに行き、いかだで森へ行き、汽車で海辺に行き……、最後にはロケットに乗って夜空へ。馬車はwagonとcarriageがあるのですね。Wagonで出掛けた先は草原、carriageで出掛けた先は、お城のダンスパーティでした。
文: Stella Blackstone
絵: Debbie Harter
 
 

Bear’s Busy Family (TP)

クマさん一家を紹介します。パンを焼くおばあちゃん、サカナを釣るおじさん、洋服をつくるお母さん・・・・・・。みんなそれぞれの役割を果たしていて、なにか忙しそうと思ったら、赤ちゃんのお誕生日の準備をしていたのでした。最後のページには家系図があり、おじいちゃん、おばあちゃんから、いとこたちまでの関係がわかります。
文: Stella Blackstone
絵: Debbie Harter
 

Bear’s School Day (TP)

大人に見送られて学校に到着した子クマたち。始業ベルが鳴ると、コートとカバンをフックにかけ、音楽や足し算や名前の書き方を学びます。ランチのあとはお昼寝。木登りや滑り台で遊んで、それから工作の時間。最後は先生がお話を読んでくれて、「さようなら。また明日ね」。巻末には学校の見取り図があり、トイレの場所から、外の遊具で遊ぶときはどのドアから校庭に出るのかなど、全体像がわかるようになっています。
文: Stella Blackstone
絵: Debbie Harter
 
 

Bears in the Night (mpi)

ベッドで仲良く寝ていた7匹の小グマの兄弟。外から聞こえてきた不思議な鳴き声の正体を突きとめようと、ベッドを抜け出します。窓から出て、木を降り、塀を乗り越え……。さまざまな前置詞がみごとに配された英文で、小グマたちのドキドキする冒険を一緒に体験できます。英語圏の子どもなら誰でも知っているベレンスタイン・ベア・シリーズの1冊です。
文・イラスト: Stan and Jan Berenstain
 

Beauty and the Beast(RA)

『美女と野獣』をもとにしています。旅の途中で日が暮れてしまい、男はある屋敷に泊めてもらおうと中に入りました。屋敷の中には誰もいませんが、温かい食べものとベッドが用意されていました。翌朝、末娘へのみやげにと庭のバラを摘もうとしたら、恐ろしい野獣が現れます。怒った野獣が要求したのは、美しい末娘でした。男は途方に暮れます。
 
 

Beep Beep(TP)

手の平サイズの厚紙のボードブック。ページが自動車の形や家の形に切り取られた仕掛け絵本です。今日は家族4人で車に乗って、おばあちゃんの家に行きます。街を走り抜け、横断歩道を横切り、赤信号で止まって、丘を下ります。Vroom vroom、chug chugなど、乗り物に関する楽しい擬音語が学べます
文・絵: Petr Horacek
 

Benji(mpi)

今日は学校がお休み! 小グマのベンジーは「外に遊びに出かけよう!」と家族を誘います。でも、ママもパパも、お姉ちゃんもお兄ちゃんも、おばさんまで「忙しいからダメ」。最後のオチが効いており、tearのふたつの意味が学べます。
文: Papa Moo
絵: イケベ ヨシアキ
 
 

The Berenstain Bears and the Spooky Old Tree (mpi)

3匹の小グマが、不気味な古い木の中へ探検に出掛けますが、そこは幽霊屋敷? ハラハラしながら、家の中にあるものの名前、単数と複数、前置詞の使い方が学べます。CDはストーリー展開に合わせてどんどんスピード感が増し、思わず「さあ逃げろ」と小グマを応援したくなります。
文・イラスト: Stan and Jan Berenstain
 

The Big Bigger Biggest Book(TP)

楽しいしかけ絵本です。高いビルや、深い海の底を探検。大きな巨人や愉快なピエロ。さっとネズミを追いかけるネコ。フリップをめくると、形容詞の比較級が出てきます。さらにめくると最上級が出てきます。Far、Fast、Deep、Long、Short、Tall、 Low、High、Bigの比較級と最上級を覚えることができます。
絵: SAMi
 
 

The Big Hungry Bear(JY)

小さなネズミが森の中でおおきなイチゴを発見! 赤く熟れていてとても大きなイチゴ……。
著者: Don Wood
 

A Bit Lost (TP)

眠っているうちに、カクンとバランスを崩して巣から落ちてしまった小フクロウ。「迷子になっちゃった。ボクのママはどこ?」。通りかかったリスが心配して、一緒に探してあげると声を掛けてくれました。小フクロウからママの特徴を聞いて、あ、それならば! とあちこち心当たりを探しますが、どれも違っていました。オリーブ、オレンジ、サーモンピンク、ターコイズブルーなどの色使いがとてもきれいな絵本です。2011年に4つの賞を獲得した名作です。CDの朗読は効果音や音楽に乗せて、ゆっくりと読まれています。
文・絵: Chris Haughton
 
 

The Blind Men and the Elephant(RA)

『盲人たちとゾウ』をもとにしています。隣国から贈られたゾウがお城にやってくると聞き、6人の盲人たちはゾウとは何かを知ろうとします。ひとりはお腹に触って「壁」のようなものと思い、二人目は鼻に触って「ヘビ」のようなものと思い、三人目はツノに触って「槍」のようなものと思い……。誰もが正しく、誰もが間違っていました。皆の考えを総合することが大事と学びます。
 

Blue Sea(TP)

真っ青な海を色鮮やかなサカナたちが泳いでいます。Little、big、bigger、biggest、そしてsmall、smaller、smallestという比較の表現が学べる絵本。ゆったりとした歌に乗せて深海に生息するサカナの世界が描かれています。
文: Robert Kalan
絵: Donald Crews
 
 

The Bremen Town Musicians(RA)

『ブレーメンの音楽隊』をもとにしています。いろいろなイソップ物語のパロディが盛り込まれた、愉快なお話です。泥棒を見つけた動物たちは「いい歌を聞かせてあげればきっと感動して、盗みを働いていることが恥ずかしくなるさ」と歌い始めますが、とんでもない騒音に驚いた泥棒は……。脳天気な動物たちの、前向きな勘違いが楽しいストーリーです。
 

Bringing Down the Moon (TP)

ある夜、穴から出たモグラは、空に輝く銀貨のようなものを発見しました。何ときれいなのでしょう。「手に入れなくちゃ」と決心したモグラは、月に向かってジャンプしたり、棒を使って落とそうとしたり、それまで一度もやったことのない木登りに挑戦したり、さまざまな試みをしますが……。モグラの心情を表現した、美しいメロディのsongは、英文全体ではなく、歌として独立した歌詞となっています。
文: Jonathan Emmett
絵: Vanessa Cabban
 
 

Brown Bear, Brown Bear, What Do You See? (JY)

茶色いクマが見ているのは赤いトリ、赤いトリが見ているのは黄色いアヒル。10種類の動物と色の組み合わせが、心地よいメロディに乗って流れてきます。
文:Bill Martin Jr
絵:Eric Carle
 
 

C

The Cake That Mack Ate(TP)

1ページめは2行のみ、「これがマックが食べたケーキ」。ページをめくるごとに文がつけ足され、ケーキの材料の卵、卵を産んだニワトリ、ニワトリが食べたとうもろこし……と、リズミカルな英文が繰り返されて、10行になります。そして最後に謎が残ります。ケーキを食べたマックとは誰? ほのぼのとしたイラストと、CDの陽気な歌が絶妙にマッチしています。
『ロサンゼルス・タイムズ』には、「大人が1週間に37回読まされることになっても苦にならない、めったにない絵本」との書評が。
文: Rose Robart
絵: Maryann Kovalski
 

Can You Cuddle Like a Koala?(JY)

ジョン・バトラー作。夢から目覚めたトラのように伸びをすることができるかな、木の葉の陰に隠れたフクロウのようにウインクすることができるかな。全部で10種類の動物が登場し、いかにもの仕草をします。誌面いっぱいに描かれたかわいい動物たちに、小さい子どもの目は釘づけになるはず。
文・絵: John Butler
 
 

Can You Keep a Secret?(TP)

キミは秘密を守れる?
シーッ、王様が王冠を無くしたんですって……。もしかして緑色のゾウの下(under)、黄色いライオンの後ろ(behind)、青いカバの口の中(inside)、茶色のクマたちの間(between)にある? でも、秘密だからね、言っちゃいけないよ。男の子と一緒に王冠を探しながら、色と動物の名前と前置詞が学べます。パメラ・アレン作。ハードカバー、小さめサイズのかわいい絵本です。
文・絵: Pamela Allen
 

The Carrot Seed(JY)

男の子がニンジンのタネをまきました。家族は「(芽は)出てこないよ」と言いますが、男の子は毎日水をやり、雑草を取り、そしてとうとう……。邦題『にんじんのたね』。
文:Krauss Ruth
絵: Johnson, Crockett
 
 

A Chair for My Mother(TP)

1983年コルデコット銀メダル受賞作。 女の子、お母さん、おばあさんの一家は大きなビンにコインをせっせと貯めています。女の子も、食堂で働くお母さんを手伝います。実は一家の家は火事で焼けてしまったのでした。親戚や近所の人たちが家具や食器を持ち寄って応援してくれました。でも、女の子は仕事で疲れたお母さんが休める、ゆったりした肘掛け椅子がどうしても欲しかったのです。一家は節約をし、コインを貯めて、とうとうビンがいっぱいになる日がやってきました。
文・絵: Vera B. Williams
 

Charley’s First Night (TP)

雪の降る晩、迷いイヌを見つけた男の子は、チャーリーと名付けて自宅に連れ帰ります。両親は責任をもって面倒を見るのなら飼ってもいい、そして寝場所は必ずキッチンと告げました。チャーリーのためにキッチンの暖かい場所に寝床をこしらえ、クマのぬいぐるみも貸して上げたのに、真夜中にキッチンでひとりぼっちのチャーリーは鳴き出します。さあ、どうする? 柔らかなタッチのイラストはヘレン・オクセンベリーです。
文: Amy Hest
絵: Helen Oxenbury
 
 

The Chick and the Duckling(JY)

ひよこはアヒルの子のあとを追いかけて真似してばかり。アヒルの子が散歩をすれば、「ぼくも!」。穴を掘れば、「ぼくも!」。いつになったら真似しなくなるのかな?
文:Mirra Ginsburg
絵:Jose Aruego, Ariane Dewey
 

Chicka Chicka Boom Boom(JY)

アルファベットたちが順々にココナツの木のうえに登っていきます。でも、支えきれなくて地面に落ちてしまいました。そのあと、アルファベットたちはどうしたでしょう。
著者:Bill Martin Jr and John Archambult
 
 

Choo Choo(TP)

ペトル・ホラチェックの小さい子ども向けボードブック。機関車に乗ってみんなで出発です。ページが山の形やトンネルの形にくりぬかれた仕掛けと、擬音語が楽しい絵本です。軽快に走る機関車のようなリズミカルな歌と、汽笛などの効果音に乗せた朗読が収録されています。
文・絵: Petr Horacek
 

A Christmas Carol(RA)

ディケンズの名作『クリスマスキャロル』をもとにしています。けちんぼで意地悪なスクルージのところに3人の幽霊が現れます。幽霊から過去、現在、未来の自分の姿を見せられて、さすがのスクルージも改心します。
 
 

The Christmas Presents(RA)

オー・ヘンリーの『賢者の贈り物』のお話をもとにしています。クリスマスの日に、妻は夫の懐中時計に合う鎖をプレゼントしたいのですが、1ドル87セントしか持っていません。手作りのクッキーを売ってお金を貯めようとしたら、詐欺師にだまされて・・・。一方の夫は、妻の美しいロングヘアに似合う髪飾りをプレゼントしようと、質屋を訪れます。
 

Chrysanthemum(JY)

クリサンテマム(菊の花)と名付けられ、大切に育てられたネズミの女の子は、その名前の響きが大好きでした。
文・絵: Kevin Henkes(ケビン・ヘンクス)
 
 

Cleo’s Alphabet Book(JY)

ネコのクレオといっしょに、アルファベットを覚えましょう。
著者:Mockford, Caroline
 

Click, Clack, Moo Cows That Type(TP)

『オールド・マクドナルド』ののどかなメロディに乗せて聞こえてくるのは、ブラウンさんの農場の納屋で響くカチャカチャいうタイプの音。ここのウシさんはタイプが打てるのです。「親愛なるブラウン様、夜になるととても寒いので、電気毛布をください。敬具」。要求に応じてくれないブラウンさんに対し、ウシはミルクを出さないストライキを決行し、ブラウンさんが最後通告を突きつけ、ウシたちは緊急会議。深刻なお話が、ユーモラスなイラストで進行します。さて結末は?
文: Doreen Cronin
絵: Betsy Lewin
 
 

Color Zoo(JY)

1990年コルデコット賞銀メダル受賞作。鮮やかな色のボードブックが丸、四角、三角、長方形、だ円、ハート、ひし形、八角形、六角形の形に切り抜かれ、切り抜き部分の絶妙の重なりで、トラやネズミの顔になるという想像力をかき立てる絵本。
文・絵: Lois Ehlert
 

Corduroy(JY)

デパートのおもちゃ売場に並んでいるテディベアのコーデュロイ。ある日、女の子がひとめ見てコーデュロイを気に入りますが、お母さんは、今日はたくさん買い物をしてしまったし、それにオーバーオールのボタンがひとつ取れているからと買ってくれませんでした。
文・絵: ドン・フリーマン
 
 

Counting Crocodiles(JY)

愉快なストーリーが、これぞJYbooksというリズミカルな歌になった絵本。レモンの木が1本あるだけの離れ小島で暮らすサルの食べ物は、来る日も来る日もすっぱいレモン。
文: Judy Sierra(ジュディ・シエーラ)
絵: Will Hillenbrand(ウィル・ヒルンブランド)
 

Cows in the Kitchen(JY)

台所ではウシが料理をし、アヒルが流しで好き勝手、食器棚の中ではイヌとネコが遊び、ヒツジがシャワーを浴びている。外から帰ってきた農夫のトムさんは大あわてです。
文:Anderson
絵:Airlie
 
 

D

Dear Zoo(JY)

ペットが欲しくて動物園に手紙を書いた子どものもとへ荷物が届きました。荷物にはVERY HEAVY! の注意書きが。フラップをめくってみると、中から現れたのは「ゾウ!」という奇想天外な絵本。
文・絵: Rod Campbell(ロッド・キャンベル)
 

Diary of a Worm(JY)

3月20日から8月1日までのミミズくん日。ミミズたちも人間と同じように生活し、日記をつけていたのでした。何を書いているのか、ちょっとのぞいてみましょう。春になって人間の釣りシーズンが始まると、ミミズたちはいつもより地中深く潜行しなければなりません。人間たちがスコップで釣りのエサ(つまりミミズ)を掘ろうとするからです。人間の石蹴り遊びは、ミミズにとって危険きわまりないゲームです。逆に人間の子どもたちに悲鳴を上げさせる方法も、ミミズはちゃんと知っています。CDは朗読です。
文: Doreen Cronin
絵: Harry Bliss
 
 

Dinnertime!(TP)

6匹の太った小ウサギたちは好き勝手なことをしていて、忍び寄るキツネに気づきません。さあ逃げろ! キツネに食べられちゃうぞ。ヒツジとアヒルとネズミが大声で叫びますが、次の場面にいるのは5匹のウサギ。そうして1匹ずつ消えていき、とうとう最後の1匹になってしまいました。のどかな農場でのんびりと暮らしているウサギたちは、注意力散漫だったのです。さあ、結末はどうなったのでしょう。
文: Ann Weld
絵: Kerry Argent
 

Dinosaur Encore(JY)

もし恐竜たちが現代によみがえったら、どうなるでしょう。背の高さ、怒りっぽさ、走る速さ、食べる量などを、ヤギ、ワニ、ダチョウ、ウマなどと比較しながら、恐竜の種類と特徴を紹介します。
著者:Mullins, Patricia
 
 

Don’t You Dare, Dragon!(JY)

ドラゴンはとっても暑がり。いつも涼める場所をさがしてウロウロしています。でも、アイススケート場に行けば氷を溶かしてしまうし、プールに行けば水を沸騰させてしまうし、行く先々でみんなの迷惑になってしまうのです。悪気はないのにね。楽しい指人形付き絵本。CDの歌もコミカルですぐに覚えられます。
 

Dooby Dooby Moo(JY)

農場の動物たちがコンテストに出場して才能発揮!
コルデコット賞オナー賞に輝いた『Click, Clack, Moo: Cows That Type』の姉妹編。ブラウンさんは農場の動物たちをずーっと監視しています。なにかよからぬことを企んでいないか、心配でしょうがないのです。当のウシ、ヒツジ、ブタたちは、昼間はのんびり草を食べたり昼寝をしたり、いかにも人畜無害をよそおっています。しかし夜になると、地元のお祭りのコンテストに出るべく、歌とダンスの練習に余念がありません。なにしろ一等賞の賞品はトランポリンなのです。 

文: Doreen Cronin
絵: Betsy Lewin

 
 

The Doorbell Rang(JY)

 

ママが焼いたクッキー12枚分をふたりで分けるとひとり6枚。ドアベルが鳴るたびに友だちが増えて、ひとり分が減っていきます。
著者:Hutchins
 

Down by the Station(JY)

英語圏の童謡をもとにした絵本。CDの歌を聞けば、誰でも耳にしたことがあるはず。朝のひっそりした駅前の広場。
文:Stockham
絵:Jess
 
 

Down in the Jungle(JY)

誰も足を踏み入れないジャングルの奥深くで、大きなワニが洋服の洗濯をしています。ライオンはたてがみをクシでとかし、ゾウは耳掃除をしています。なぜ、そんなお洒落をしているのかと思ったら、みんなのところにパーティの招待状が届いていたのでした。
絵: Elisa Squillace
 

Draw Me a Star (mpi)

エリック・カールの絵心、創作の原点が伝わってくるような1冊。「お星さまを描いて」とお願いすると、絵描きさんは描いてくれました。今度は星が「太陽を描いて」とお願いします。イヌ、トリ、花、雲、虹……、次々と絵描きさんは描き続け、最後には流れ星と手をつないで夜空を旅するのです。
文・イラスト: Eric Carle
 
 

Drummer Hoff (TP)

コルデコット賞受賞作。PrivateからGeneralまで、階級の異なる7人の兵士が韻を踏んで登場します。鮮やかなイラストはGo Away, Big Green Monster!で大人気のエド・エンバリー。朗読はラッパの音、太鼓の音など、効果音たっぷりです。
文: Barbara Emberley
絵: Ed Emberley
 

Dry Bones(JY)

さあ、骨と骨をつなげてみよう! この伝統的な黒人霊歌は身体の名前を覚えるのに最適です。穴あき絵本のページをめくると、男の子の身体の一部が骨に変わります。
文:Edmunds
絵:Kate
 
 

E

Each Peach Pear Plum(JY)

ケイト・グリーナウェイ賞受賞作。絵の中に隠れているキャラクターを”I spy”と探していきます。親指トム、シンデレラ、ジャック&ジルなど、マザーグースや童話でおなじみの登場人物を見つけましょう。
著者:Ahlberg, Janet and Allan
 

The Earth and I(JY)

大切な地球との友情を描いた絵本。ボクが野菜が育つ手助けをすると、野菜はボクの成長を助けてくれる。ボクが歌うと、小鳥たちがさえずり返してくれる。ボクがダンスをすると、落ち葉が舞って踊り返してくれる。フランク・アッシュ独特の水彩画で、自然とのかかわりを情緒豊かに表現しています。
文・絵: Frank Ash
 
 

Eating the Alphabet(JY)

「ベストセラーの『チカチカブンブン』にイラストを提供しているLois Ehlertが、アルファベット26文字で始まる野菜と果物75種を紹介します。
文・絵: Lois Ehlert(ロイス・エラート)
 

The Elephant and the Bad Baby(JY)

ある日、ゾウは悪い子にたずねました。「ぼくの背中にのるかい?」、「うん」。そこで、彼らは連れ立って、街へ出かけたのでした。赤ちゃんを背中に乗せたゾウが、rumpeta, rumpeta, rumpeta, all down the roadと街中を走りながら、ソフトクリームやパイをちょいといただいてしまいます。
文:Vipont, Elfrida
絵:Briggs, Raymond
 
 

The Enormous Turnip(RA)

名作『大きなかぶ』をもとにしています。登場するのはおじいさんと女の子ではなく、農夫と奥さんです。大きく成長したかぶを抜こうと、力を合わせて奮闘しますが、大きくて強いイヌが手伝っても、賢いネコが手伝っても抜けません。そして、イヌとネコは、ネズミは小さすぎるし賢くもないとバカにしますが、ネズミはそれでも皆の役に立ちたいと言います。
 
 

F

Far Far Away! (TP)

お母さんとスーパーへ買い物に行った小ブタ。お店の中でお母さんに注意されて、「もうヤダ。今夜、家を出る。止めることなんてできないよ」と宣言しました。「どこへ行くの?」「うんと遠くさ」。「どうやって行くの?」「自転車だよ」。「どこで寝るの?」「雨が降ったらどうする?」……。お母さんのアドバイスを聞いているうちに、小ブタの荷物が増えていきます。テント、寝袋、あったかいコートに、もちろんお気に入りの毛布、飼いイヌとネコ、ペットの金魚、いろいろなおもちゃ。はたして自転車に積めるのでしょうか。ほのぼのとしたイラストから、お母さんの大きな愛情が伝わってきます。
文・絵: John Segal
 

Farmer Duck (TP)

一日中ベッドでゴロゴロしている怠け者の農夫の代わりに、ダックは家事や農場の動物たちの世話で大忙し。けなげに働き続けるダックですが、とうとう疲れてポロポロ泣き出してしまいました。ダックが大好きな動物たちは強硬手段に出ます。CDは音楽や動物の鳴き声などの効果音入りの朗読。いろいろな声音を使い分けて、表情たっぷりの名演です。
文: Martin Waddell
絵: Helen Oxenbury
 
 

The Farmer in the Dell(JY)

マザーグースの遊び歌、『谷間の農夫』。小さな谷に住む農夫がお嫁さんをもらうことになりました。
文:Adams
絵:Pam
 

Finding Jack (TP)

飼いネコのジャックの姿が見当たりません。リビングで伸びをしていたのは白黒のマック、洗濯室で顔を洗っていたのは三毛ネコのミニー、バスルームでお水を飲んでいたのは黒ネコのタックス。お家の中のアチコチを探し回り、お庭も見て回りましたが、ジャックはどこにもいません。ジャックはどんなネコなのでしょう。一体どこにいるのでしょう。表紙には6匹のネコと1匹のイヌが描かれています。さあ、ジャックはどの子か、よ?く見てみましょう。
文・絵: Ann James)
 
 

Fish Eyes(JY)

小さくてシンプルなサカナ君が海の世界を案内します。
文・絵: Lois Ehlert(ロイス・エラート)
 

Five Little Ducks(JY)

5匹の小アヒルが丘を越えて、遠くまで散歩に出掛けました。ママが呼び寄せると、あれ、4匹しかいません。りにはキツネやナマズや、恐い生き物がたくさんいるのに。4匹が3匹になり、2匹になり。小アヒルは無事にママのところに戻れるのでしょうか。
文:Lves
絵:Penny
 
 

Five Little Fiends (TP)

怖い顔の小鬼たちが小さな読者に教えてくれる大切なこととは…
平原にポツンと並ぶ5つの像。その中にはそれぞれ小鬼たちが住んでいて、毎日、外に出ては大自然の営みに驚嘆していました。ある日、それぞれが一番好きなものを独り占めしたくなりました。「太陽」「空」「地」「海」「月」を各自が自分の像の中に閉じ込めて、すっかりご満悦です。しかし、やがて小鬼たちは自分の間違いに気づくのです。
文・絵: Sarah Dyer
 

Five Little Men(JY)

5人のかわいい宇宙人が円盤に乗って地球にやってきました。でも、工場の煤煙にひとり去り、交通渋滞の排気ガスにひとり去り、木が切り倒されたジャングルでさまよう動物の姿にまたひとり去り……。宇宙人の目を通して、地球の環境問題を考える絵本です。
著者:Crisp, Dan
 
 

Five Little Monkeys Jumping on the Bed(JY)

さあ、おやすみの時間です。五匹のコザルたちはお母さんが部屋を出て行ったのを見計らって、ベッドのうえを飛び跳ね始めました。ところが、一匹のコザルがベッドから転がり落ちて、さあ大変。お医者さんからは「もう絶対にベッドのうえを飛び跳ねないように」と言い渡されますが……。
著者:Chiristelow, Eileen
 

Five Little Monkeys Jumping on the Bed(RA)

子ザルの兄弟が、ベッドで大騒ぎをして1匹ずつケガをしてしまうおなじみの絵本。ママのほかにパパも登場します。5匹の子ザルたちのケガの具合と治療法がそれぞれ異なり、バンドエイドでおしまいの子から注射をされてしまう子まで。
 
 

Five Little Monkeys Sitting in a Tree(JY)

5匹の子ザルたちはママといっしょに川に遊びにやってきました。ママがお昼寝しているあいだ、子ザルたちは木のうえに登ることに。そこへ大きなワニが近づいてきて……。
著者:Chiristelow, Eileen
 

Frederick(JY)

レオ・レオニのコルデコット賞銀メダル受賞作。みんなが冬に備えて、せっせと忙しく食べ物を集めているそばで、フレデリックだけはじっと瞑想しています。「どうして働かないの?」、「働いているよ」。フレデリックは寒くて灰色で長い冬のために、「おひさまの光」と「色」と「言葉」を集めているというのです。
文・絵: Leo Lionni
 
 

Freight Train(JY)

1979年、コルデコット賞銀メダル受賞作。
最後部は赤い車掌車、次はオレンジのタンク車、黄色のホッパー車、緑、青、紫と続き、先頭はもちろん黒い蒸気機関車。カラフルな貨物列車がぐんぐんスピードを上げて行き、トンネルを抜けて疾走します。文字は少しだけですが、完成度の高い絵、汽笛やガタンゴトンの効果音をアレンジしたCDに大人も魅了されるでしょう。
文・絵: ドナルド・クルーズ
 

The Frog Princes(RA)

グリム童話『カエルの王子』をもとにしています。わがままな王女が金のボールで遊んでいて、うっかり池に落としてしまいました。池のカエルたちが、自分たちの友だちになってくれたらボールを取ってあげると言います。王女は「約束する」と言ったのに、守りません。王様と女王様に注意されて、しぶしぶカエルたちをお城の中に招き入れますが……。
 
 

From Head to Toe (TP)

エリック・カール作。ペンギン、キリン、バッファローなど、12匹の動物が登場し、「ボクは首をかしげることができるよ」「肩を上げることができるよ、キミはどう?」と問い掛けます。それに対して、人間の子どもが「できるよ!」と返していきます。CDはリズミカルな歌、チャンツなど7つのバージョンです。
文・絵: Eric Carle
 
 

G

The Gingerbread Man(RA)

子どもが欲しくてたまらないおじいさんとおばあさんはある日、子どもの形をした生姜入りクッキー、ジンジャーブレッドマンを作りました。でも、完成した途端に「つかまえられるものならつかまえてごらん!」と外に逃げ出してしまいます。いたずらっ子のジンジャーブレッドマンはネコやアヒルをからかいながら逃げ続けますが、ずるがしこいキツネにつかまってしまい……。
 

Giraffes Can’t Dance(JY)

キリンのジェラルドはスッキリと背が高くて、ジッと立っているのが得意。でも、脚が細すぎて走るのは苦手です。毎年開催されるジャングルのダンスパーティーは憂鬱の種。今年もほかの動物たちに笑われてパーティー会場を抜け出したジェラルドでしたが、「自然の奏でる音楽に耳を傾けてごらん」とコオロギにアドバイスされ、自分なりのダンスに目覚めます。CDの歌はとてもリズミカル。ワルツ、タンゴ、チャチャなどの音楽がいっぱいです。
文: Giles Andreae(ジャイルズ・アンドレア)
絵: Guy Parker-Rees(ガイ・パーカー=リーズ)
 
 

Go Away, Big Green Monster(JY)

暗闇に浮かぶ黄色い目。ページをめくると、緑色の鼻、赤い口と、顔のパーツがひとつずつ出てきて、やがてモンスターの顔全体が現れる仕掛け絵本。
著者:Emberley, Ed
 

Go Away Mr Wolf!(JY)

『三匹の小ブタ』の現代版。小ブタたちがお留守番をしていると、玄関をノックする音が。「アイスクリームはどう?」「泳ぎに行かない?」……。悪いオオカミがあの手この手でドアを開けさせようとしますが、賢い小ブタたちはだまされません。ドアが開く仕掛けのフラップ付き絵本です。
文:Price, Mathew
絵:Atsuko, Morozumi
 
 

Go, Go, Grapes!(JY)

軽快なチャンツのリズムに乗せて、いろいろな色や形の果物が30種類以上も登場します。よく知っているblueberry、bananaやappleから、pomegranate(ザクロ)、persimmon(柿)のようにちょっと難しいスペルのもの、あまり見かけたことのないようなものまで。果物屋さんの店頭のカラフルな写真の数々は、見るからにおいしそう。世界中の果物への興味が高まります。
文・絵: April Pulley Sayre
 

The Golden Goose (RA)

グリム童話『金のガチョウ』をもとにしています。セリフと歌が約半々で、小さいお子さんでも取り組みやすい構成です。劇中歌6曲。
意地悪な兄に比べ、弟のハンスは心優しくて、森で老人を助けました。お礼にもらった金のガチョウは不思議なガチョウ。触った人も、その人に触れた人も全員くっついてしまって、おかしな行列が通りを行進します。その国のお城には、これまで一度も笑ったことのないお姫様がいました。

 
 

Good for You!(JY)

いないいないばあ、はじめて体験すること、トイレ、乗り物、遊具、身体の部分、動物のしぐさなど、子どもの日常生活を24編のリズミカルな詩で表現。そして全部の詩を歌にしています。自然な生活用語がたくさん覚えられ、大人にも勉強になります。
ネイティブの子どもが必ず知っているような Knock, knock. Who is there? というようなフレーズもポエムと歌で覚えられます。
★赤ちゃん向けの’Welcome, Baby!’の姉妹編です。
文: Stephanie Calmenson
絵: Melissa Sweet
 

Goodnight Moon (TP)

ベッドに入った小ウサギが部屋の中のいろいろなものや、窓から見えるものにひとつひとつおやすみなさいをしていきます。カラーページと白黒のページが交互に登場し、カラーページはだんだん暗くなって眠りを誘います。韻を踏んだ英文でこそ味わいたい名作です。
文: Margaret Wise Brown
絵: Clement Hurd
 
 

Good-Night, Owl! (TP)

夜行性のフクロウが眠ろうとしたら、ミツバチ、リス、鳥たちが次々とやってきて、いろいろな音を立てます。うるさくてとても眠ることができません。やがて夜になり、皆が寝静まったところで、フクロウの逆襲が始まります。8種類の鳥の名前と、さまざまな擬音語、擬態語が覚えられます。
文・絵: Pat Hutchins
 

Goody Goody Gumdrops!(mpi)

ママにおつかいを頼まれて、パンを買いに行くことになった男の子。途中でパパ、イヌ、ネコ、サル、ウサギに「ついでに」と次々と買い物を頼まれます。Okay! と元気に返事をしますが、本当に全部覚えてる? いろいろな食べ物と動物の名前、やさしい会話が学べます。CD収録曲の作曲は、映画『テルマエ・ロマエ』『アンフェア』『沈まぬ太陽』をはじめとする数々の名サウンドトラックを生み出した住友紀人。
文: Papa Moo
絵: 松岡 芽衣
 
 

Gorilla (TP)

ケイト・グリーナウェイ賞受賞作。リアルなゴリラのイラストで名高いアンソニー・ブラウンの代表作です。お父さんとふたり暮らしのハンナはゴリラが大好き。お父さんは仕事が忙しくて、ハンナは寂しい思いをしていました。お誕生日の夜、信じられないことが起こります。ゴリラがハンナの部屋にやってきて、動物園に連れて行ってくれるというのです。
文・絵: Anthony Browne
 

Gorsch the Cellist(mpi)

宮澤賢治の5作品、『セロ弾きのゴーシュ』『どんぐりと山猫』『注文の多い料理店』『鹿踊りのはじまり』『雨ニモマケズ』を松香洋子先生がやさしい英文に訳しました。英語のリズムや押韻がみごとに表現されており、大人のシャドーイング練習にもおすすめ。ハンディサイズの小さい絵本に宮澤賢治の世界が凝縮されています。音楽は、映画『テルマエ・ロマエ』『沈まぬ太陽』など、数々の名サウンドトラックを生み出している住友紀人作曲。
文: 松香 洋子、Glenn McDougal
絵: TETSUO、JUN・F・W
 
 

The Great Big Enormous Turnip(JY)

小学1年生が国語で学ぶロシア民話『大きなかぶ』の英語版。ヘレン・オクセンベリーのイラストは、大きくなってから英語で読み直すのにピッタリ。CDにはミュージカル・バージョンも収録され、まるでロシアの大地から響いてくるような歌は聞き応え十分です。
文:Tolstoy, Alexei
絵:Oxenbury, Alexei
 

Guess How Much I Love You (TP)

ちいさいウサギは大きいウサギが大好き。こーんなに両手いっぱい伸ばしたくらい好きだよ。でも、大きいウサギはもっともっと両手を伸ばして、こんなに、こーんなに好きさと返してくるのです。ちいさいウサギのひたむきさに心が温かくなる名作。
文: Sam McBratney
絵: Anita Jeram
 
 

H

Halloween Witch(RA)

ハロウィーンの日は魔法使いの女の子の誕生日。パーティーにみんなを招待しようとしますが、スケルトンもモンスターも海賊もハロウィーンの準備で大忙しで、それどころではないようです。しかたなく、飼い猫とふたりだけでパーティーを始めようとしたら、うれしいサプライズが……。
 

Handa’s Surprise(TP)

ハンダはバスケット7種類の果物を詰めました。友だちのアケヨに持っていくためです。「アケヨはどの果物が好きかな?」わくわくしながら、バスケットを頭に乗せて出発します。ところが、動物たちバスケットから次々果物を取っていってしまうのです。邦題『ハンダのびっくりプレゼント』
文・絵: Eileen Browne
 
 

Hansel and Gretel(RA)

グリム童話『ヘンゼルとグレーテル』をもとにしています。病気で働けないお父さんのために、子どもたちは禁じられた森へ食べ物を探しに出掛けます。そこへなんと赤ずきんちゃんが登場し、森の奥深くにパンでできたお家があると教えてくれました。そこには悪い魔女と親切な魔女の姉妹が住んでいて……。
 

The Happy Day(JY)

雪深い森の中、動物たちは眠っていました。でも、春のにおいに気づき、動物たちは目をあけて、鼻をくんくん。やがて、春のにおいのする方向へ走りだします。白黒の「冬」の世界から、あざやかな「春」の一輪が咲きます。野ネズミ、クマ、カタツムリ、リス、登場する動物たちがとてもかわいらしいです。
2010年コルデコット賞オナー賞受賞作品。
文:Ruth Krauss
絵:Marc Simont
 
 

Harry by the Sea (TP)

ハリーは真夏の熱い太陽が苦手なんです!
『うみべのハリー』の原書です。一家で海にやってきたイヌのハリーは、直射日光が苦手でビーチパラソルの下に潜り込もうとしますが、ギューギューで追い出され、子どもたちが作っている砂のお城をこわして追い払われ、さんざんです。しかも、大きな波がやってきて、ハリーは流れ着いた海藻にすっぽりと全身を覆われてしまいました。周りのみんなはお化けだ、ウミヘビだ、ウミウシだと大騒ぎ。ハリーはピンチから脱することができるでしょうか。
文: Gene Zion
絵: Margaret Bloy Graham
 
 

Harry the Dirty Dog (TP)

おフロがきらいなハリーのゆかいな騒動記 

おなじみ『どろんこハリー』の原書です。ハリーは黒ブチのある白イヌ。何でも大好きなのに、おフロだけはきらいです。おフロ用のブラシをしっかり裏庭に埋めてからあちこちで遊び回り、道路工事のタールや蒸気機関車のススで汚れて、白ブチの黒イヌになってしまいました。遊び疲れておウチに帰ったのに、家族は誰もハリーと気付きません。「裏庭にstrange dogがいるよ」。ハリーはどうすればいいのでしょう。
1956年に出版されたロングセラーですが、2002年にイラストレーター本人によって彩色され直しており、とても鮮やかな絵本です。

 
 

Harvey Slumfenburger’s Christmas Present (TP)

ケイト・グリーナウェイ賞を二度受賞したジョン・バーニンガムの作品。プレゼントを配り終えてやっと帰宅したサンタ。トナカイは体調不良で早々にベッドへ。ところが、袋の中に1個だけ配り忘れたプレゼントが残っているではありませんか。しかもそれは、はるか遠くの山の上に住んでいる男の子宛のものでした。トナカイに頼れないサンタさんは、途中で飛行機に乗せてもらったり、バイクに乗せてもらったりしながら、山をめざします。
文・絵: John Burningham
 

Hattie and the Fox(JY)

ハティは大きな黒い雌鳥。ある朝、茂みからのぞいている鼻に気づきました。まあ大変、キツネが狙っているとハティは大騒ぎしますが、農場の仲間は「あっそー」「それがなにか
文:メム・フォックス
 
 

The Haunted Halloween Party(RA)

近所のおじいさんから幽霊屋敷の話を聞いた子どもたち。自分は弱虫なんかじゃないことを証明するために、ハロウィーンの夜に屋敷を訪れます。でも、クモの巣の張った真っ暗な屋敷の中には本物の幽霊がいて。
 

Have You Seen My Cat? (TP)

エリック・カール作。 「ボクのネコ見ませんでしたか?」、男の子が世界中のあちこちを探して回ります。現地のひとが指さす先には、ライオン、チータ、ピューマなど、いろいろなネコ科の動物が。音楽に乗せた朗読にはリアルな鳴き声の効果音が入っています。
文・絵: Eric Carle
 
 

Heckedy Peg(JY)

母親と暮らす7人の子どもの名前はMondayからSunday。ある日、留守番をしていた子どもたちは、魔女のHeckedy Pegにだまされて食べ物に変えられてしまいました。わが子を助け出そうと必死になる母親の強さを、ドン・ウッドがみごとに表現しています。
オードリー・ウッド/ドン・ウッド 作
 

Hello, Red Fox(JY)

もうすぐカエルの誕生日。お母さんガエルはパーティを開くことにしました。招待したのは、赤いキツネ、紫色のちょうちょ、オレンジ色のネコ、緑色のヘビ、黄色い鳥、青い魚。でも、やってきたのは……? 色彩の補色がわかる絵本です。
著者:Eric Carle
 
 

Henny Penny(JY)

シニカルなイギリスの民話。ある日、雌鳥のヘニー・ペニーの頭の上にどんぐりが落ちてきました。「何てこと! 空が落ちてくる。王様に知らせなきゃ」。王様のところへ急ぐ途中で仲間が増えていき、頭にナベやバケツをかぶった変な行列が続きます。
文:Werner, H
絵:Zimmermann
 

Here We Go Round the Mulberry Bush(JY)

イギリスのナーサリーライム、おなじみの『桑の木のまわりを回ろう』のメロディに乗せて、子どもたちの1日がリズミカルに綴られます。
絵:Kubler, Annie
 
 

Hickory Dickory Dock(JY)

マザーグースの穴あき絵本。ネズミが掛け時計を駆け上がり、1時を打つと駆け下りた。ネコやイヌやカエルたちも後に続いて、12時まで繰り返されます。ネズミはran up、ネコはclimed up、イヌはdashed upと、12種類の動物の動詞が全部異なるのには、なるほどと納得。
絵: Kelly Caswell
 

Home(JY)

いろんな形、いろんな用途のお家が登場します。田舎の一軒家に街中のアパート、片付いたお家に散らかったお家、煙突みたいに背の高いお家に平屋のお家。お城がある一方で、盗品を隠している地下の隠れ家もあったり。さらには、靴の家、海中の住みか、月世界の住まいなど、ファンタジーの世界のものまでいろいろ。イラストレーターとして活躍しているカーソン・エリスが、初めてまるごと1冊を手掛けた絵本。味わい深い色調の挿絵の中に、遊び心がたくさん隠れています。大判ハードカバーの愛蔵本です。
文・絵: Carson Ellis
 
 

Hooray for Fish!(JY)

メイシーちゃんでおなじみのルーシー・カズンズの絵本。まず、表紙に水のあぶくのようなキラキラ光る加工がされており、子どもの目を惹きつけます。Hello! ボクは海の中の小さなサカナ、仲間がたくさんいるんだよ。赤青黄色のサカナ、太ったサカナや細長いサカナ。鮮やかなイラストのサカナたちが、リズミカルな歌と一緒に韻を踏んで登場し、思わずHoorayと言いたくなること間違いなし。
文・絵: Lucy Cousins
 

A House for Hermit Crab (TP)

エリック・カールの絵本。1月のある日、それまで住んでいた貝殻が小さくなったヤドカリは、お引っ越しを決心しました。2月にぴったりの貝殻を見つけ、3月にはイソギンチャク、やがてヒトデやサンゴたちも同居することになって、カラフルでにぎやかな新居になりました。やがて1年が経つと……。成長するということ、海のいろいろな生物について学べる絵本です。
文・絵: Eric Carle
 
 

A House Is a House for Me(JY)

穴はモグラのお家、イヌはノミのお家、ガレージは車のお家、バラは香りのお家、私の頭は秘密のお家。よく知っているものから、おっ! なるほどと驚くものまで、たーくさんのお家が登場します。
文: Mary Ann Hoberman(メアリー・アン・ホバーマン)
絵: Betty Fraser(ベティ・フレイジャー)
 

How Do You Feel?(JY)

15種類の感情表現を学ぶ本。いま、どんな気分? うーん、ときには退屈だったり、寂しかったり、自信満々かと思うと、次には気弱になったり。サルくんが表情たっぷりにいろいろな感情を表現します。
アンソニー・ブラウン 作
 
 

Hush Little Baby(JY)

シルヴィア・ロングの美しい絵で綴るベッドタイムストーリー
夕暮れから夜になり、子守歌を聞きながら眠りにつくまでの、ウサギの親子の様子が描かれています。ハチドリが飛んでいったあとの夕焼けの空を眺め、空が暗くなるとコオロギの鳴き声に耳を澄まし、コオロギの声が遠ざかると流れ星を見上げ……。When that…,Mama’s going to…、If that…,Mama’s going to…、リズミカルに繰り返される英文と、すみずみまでじっくり鑑賞したくなるロングの絵のコンビネーション。
文・絵: Sylvia Long
 
 


I

I Am the Music Man(JY)

さあ、君は何が演奏できるの? 穴あき絵本の窓からいろいろな楽器を持った演奏家たちが顔を出して、きれいな音を奏でます。
絵:Debra Potter
 

I Like Me!(JY)

ブタの女の子は自分のことが大好き。ちょっとポッチャリしているところも好き。転んでも自分で立ち上がり、失敗してももう一度やり直します。ありのままの自分を受け入れ、いつも前向きに考えるメッセージが込められた絵本です。
文・絵: Nancy Carlson(ナンシー・カールソン)
 
 

I Love School(JY)

黄色いスクールバスに乗って登校!I love to…、I like…と、やさしい英文が続きます。ブロック遊びにお絵かき、チャイムが鳴ったら休み時間。滑り台やブランコで遊んだあとは、数字とアルファベットの練習です。ここはキンダーガーテン。小学校に入る前に、たくさんのことを学びます。いろんなことに興味津々、好きなことがいっぱいだけど、一番好きなのは先生なのです。
文: Philemon Sturges
絵: Shari Halpern
 

I Want My Hat Back (TP)

瞬く間に人気作家の仲間入りを果たしたジョン・クラッセンの作品にCDが付きました。動物たちのどこを見ているかわからない視線が、ときどきぬーっと合って事件が……?。ぼーっとした図体の大きなクマが、帽子を探しています。どこに行ったかわからないのです。いろいろな動物たちに聞いて回りますが、「帽子ってなに?」というのまでいて、見つかりません。結末はちょっとブラック(と想像される)なのに、なんともいえないおかしみがあって、つい何度でも読んで(見て)しまう絵本です。CDは効果音や音楽に乗せた、ゆっくりとした朗読です。邦題『どこいったん』。
文・絵: Jon Klassen
 
 

I Went Walking(JY)

小さな男の子がお散歩に出かけます。誰に会うのでしょう? ページの端にちょっとだけ見えているものから、次のページに登場する動物を想像してみましょう。
文:Williams, Sue
絵:Vivas, Julie
 

If the Dinosaurs Came Back(JY)

もし恐竜がよみがえったら、消防士さんが火を消すお手伝いができるし、高層ビルを建てる資材運びに、図書館の一番上の棚から本を取り出すお手伝いもできる。恐竜が大好きな子どもの夢はドンドンふくらみます。ティラノザウルス、トリケラトプス、アパトサウルスなど、全部で23種の恐竜たちが無邪気な目をして登場し、人々の暮らしを助けてくれます。
文・絵: Bernard Most(バーナード・モースト)
 
 

If You Give a Moose a Muffin(JY)

もしもマフィンの匂いにつられて家の近くにやってきた大きなムースに1個あげたら、ムースはジャムを欲しがるでしょう。そしてマフィンを食べ終えたら、もう1個欲しがるでしょう。男の子は次々とムースの要求に答えていきますが、お庭にはママがいるから気が気ではありません。
文: Laura Numeroff
絵: Felicia Bond
 

If You Give a Mouse a Cookie(JY)

もしも通りすがりのネズミにクッキーをあげたら、ネズミはミルクを欲しがるでしょう。もしミルクをあげたら……。ネズミの要求は際限なく続きます。
文: Laura Numeroff
絵: Felicia Bond
 
 

If You Give a Pig a Pancake(JY)

もしも旅の途中の子ブタにパンケーキをあげたら、子ブタはシロップを欲しがるでしょう。お気に入りのメープルシロップを少し分けてあげたら……。突拍子もない子ブタの要求に淡々とこたえていくのは、本作では女の子です。
文: Laura Numeroff
絵: Felicia Bond
 

If You Take a Mouse to School(JY)

もしもネズミを学校に連れて行ったら、ネズミはランチボックスを欲しがるでしょう。もちろんサンドイッチも。そのあたりは当然としても、学校に着いたネズミは算数もするし、verisimilitudeなんて難しいスペルも書くし、理科の実験にも参加するのです。
文: Laura Numeroff
絵: Felicia Bond
 
 

If You Take a Mouse to the Movies(JY)

もしもネズミを映画館に連れて行ったら、ネズミはポップコーンを欲しがるでしょう。もしポップコースをあげたら、ネズミは針と糸でつなごうとするでしょう(アメリカではポップコーンを長くつないだものを雪に見立ててツリーに飾ったりするのですね)。
文: Laura Numeroff
絵: Felicia Bond
 

I’m the Best(JY)

「勝った! ボクが一番さ!」、ルーシー・カズンズの描くイヌくんは自信満々です。みんなのことは大好きだけど、モグラよりずっと速く走れるし、アヒルより穴を掘るのがうまいし、テントウムシよりはるかに大きいし、ロバより泳ぐのがウンと上手だし。でも、比べる相手をちょっと変えてみたら・・・・・・。有頂天からどん底に突き落とされたイヌを、ともだちみんながなぐさめてくれました。
文・絵: Lucy Cousins(ルーシー・カズンズ)
 
 

Inch by Inch(JY)

レオ・レオニのコルデコット賞銀メダル受賞作。邦題『ひとあしひとあし』。お腹をすかせたコマドリに食べられそうになったシャクトリ虫。「自分は役に立つ。長さを測れる」と命乞いします。早速コマドリのしっぽの長さを測ったり、フラミンゴの首を測ったり、サギの脚を測ったりと大忙し。
文・絵: Leo Lionni
 

Interrupting Chicken(TP)

2011年コルデコット賞銀メダルを受賞した傑作!!小さいチキンはお休み前にパパから本を読んでもらいます。「読んでる途中でジャマしちゃダメだよ」、「もちろん、いい子にしてるよ」。でも、『ヘンゼルとグレーテル』をパパが読み出したら、「お菓子の家に入っちゃだめ! それは魔女だ」と叫び、お話はあっという間にジ・エンド。「今度こそ」と注意して、パパは『赤ずきんちゃん』を読み始めました。すると……。興奮してすぐジャマをしてしまうチキンは、眠るどころではありません。
文・絵: David Ezra Stein
 
 

It Looked Like Spilt Milk (TP)

全ページ、紺色と白だけのシンプルで不思議な絵本
ときにはこぼれたミルクのように見えるけど、ミルクじゃない。ウサギのように見えたりするけど、ウサギじゃない。Sometimes it looked like …、But it wasn’t …、このふたつの英文の繰り返しが続きます。さあ、白い絵で表現されている不思議なものは一体何なのでしょう。
CDのゆっくりした歌と朗読が、こどもたちの想像力を、より一層かき立てます。
文・絵: Charles G. Shaw
 

It’s My Birthday (TP)

イラストレーターとして名高いヘレン・オクセンベリーが文章も手掛けた絵本。誕生日にケーキを作ろうとする子どもを動物たちが手助けします。ニワトリは卵を提供し、小麦粉は小グマがお母さんグマから分けてもらい、サルがサクランボを採ってくれたり。最後に子どもが言います、「みんな、ケーキを食べるのを手伝ってね」。CDには歌とドラマ仕立ての朗読が収録されています。
文・絵: Helen Oxenbury
 
 

Itsy Bitsy Spider(JY)

マザーグースの穴あき絵本。雨樋をよじ登ったクモは降ってきた雨で流され、やがて太陽が出て乾くと、またよじ登ります。全部で7匹のクモがお家のいろいろなところに登っては、それぞれ災難に遭い、それでもまた登るの繰り返し。Incy Wincy、Hippy Hoppyと、言葉あそびが楽しい絵本です。
絵: Nora Hilb
 
 
 

J

Jack and the Beanstalk (TP)

『ジャックと豆の木』のお話。ジャックはあまりやる気のない性格ですが、冒険は大好き。窓の外の大きな豆の木を見上げ、どこまで伸びているんだろうと思うと、躊躇せずに昇り始めました。どの登場人物も年齢不詳、ちっとも恐そうに見えない巨人。ユニークなイラストが新しい『ジャックと豆の木』の世界をつくり出しています。
文: Richard Walker
絵: Niamh Sharkey
 

Jack and the Beanstalk (RA)


イギリスの童話『ジャックと豆の木』をもとにしています。セリフと歌が約半々で、小さいお子さんでも取り組みやすい構成です。劇中歌7曲。
貧しくて食べ物がなくなったお母さんは、ジャックにウシを売ってくるように言いました。でもジャックは何粒かの豆と交換してしまいます。雲の上のお城に住む巨人が口ずさむFee-fi-fo-fumはディズニーアニメでもおなじみです。
 
 

Jack and Zak (mpi)

ジャックとザックは兄弟。ひとつの部屋で仲良く暮らしていましたが、ある日、お兄ちゃんのザックが部屋の真ん中に線を引き、「こっち側はボクの領分」と宣言しました。ジャックは訳がわかりません。アメリカの手遊び歌『ミス・メリーマック』のメロディに合わせて、ストーリーがそのまま歌になります。バックグラウンドミュージックの作曲は、映画『テルマエ・ロマエ』『アンフェア』『沈まぬ太陽』をはじめとする数々の名サウンドトラックを生み出した住友紀人。
文: Papa Moo
絵: 松岡 芽衣
 

The Jacket I Wear in the Snow(JY)

冬はモコモコと重ね着します。ジャケット、マフラー、帽子、手袋、セーター……。ページをめくるごとに身につけるものが増えていき、最後には泣き出した子どもをお母さんが助けに来てくれました。今度はマフラーをゆるめ、セーターのボタンをはずしと、服を脱いでいく表現が登場。韻を踏んだ繰り返しのフレーズが楽しめます。
文: Shirley Neitzel
絵: Nancy Winslow Parker
 
 

Jasper’s Beanstalk(JY)

月曜日、ネコのJasper は豆を見つけました。そして火曜日、豆を土に埋めました。「ジャックと豆の木」のように、あっという間に豆の木が生えてくることを期待している、Jasper ですが、待っていてもなかなか芽は出てきません。
文:Nick Butterworth
絵:Mick Inkpen
 

Jamberry (TP)

男の子とクマさんがいろいろなベリーをいっぱい摘む、カラフルで楽しい絵本です。ブルーベリー、ストロベリー、ラズベリーはもちろん、食べられそうにないベリーも次々と登場します。CDは軽快な音楽に乗せたチャンツ形式。まるでジャンボリーのように賑やかなCDを聞くと、みごとな韻を踏んでいるのがよくわかります。
文・絵: Bruce Degen
 
 

Joseph Had a Little Overcoat(JY)


2000年、コルデコット賞金メダル受賞作
ハードカバー、穴あきの仕掛け絵本。ページもしっかりとした厚味がある愛蔵本です。ジョセフのコートが古くなってすり切れると、傷んだ裾を切り取ってジャケットに仕立てました。ジャケットが古くなると、今度はベストにしました。布地の残りはどんどん小さくなって、最後にはハンカチからボタンに。ページの中央が次に仕立てられるものの形にカットされており、めくるとピッタリ当てはまる仕掛けはおみごと。遊び心に溢れています。
この本のテーマは“You can always make something out of nothing.”で、ユダヤ民謡を元にして作られたお話です。同じJYbooksの『Something from Nothing』も同一コンセプトの絵本。『おじいさんならできる』、『おじいちゃんのもうふ』などの翻訳本が出ている名作です。 

文・絵: Simms Taback

 

Jesse Bear, What Will You Wear? (TP)

クマの親子の心温まる1日が描かれています。「ジェシー・ベア、今朝は何を着るの?」、お母さんが問い掛けます。小さいジェシー・ベアにとっては、シャツやズボンばかりでなく、太陽も椅子も食べ物もぜんぶ「着るもの」。朝から夜までの生活が韻を踏んだ英文で綴られ、親子の読み聞かせにぴったり。CDのやさしい歌も印象的です。
文: Nancy White Carlstrom
絵: Bruce Degen
 
 
 

The Journey Home from Grandpa’s(JY)

家族でおじいちゃんを訪ねたあと、黄色い車に乗って帰る途中、白いヘリコプター、紫色の列車、ピンクのトラクター、黒いクレーン車、赤い消防車など、いろいろな乗り物と出合います。それぞれの乗り物はどんな動きをして、何をしているところでしょう。同じフレーズが何度も繰り返されるので、小さいお子さんでもすぐに覚えられるはず。やさしい色合いのパッチワークのような絵が印象的です。
文: Jemima Lumley
絵: Sophie Fatus
 
 

K

King Bidgood’s in the Bathtub(JY)

ドン・ウッドの筆が冴え渡る傑作。「今日は、戦いも食事も仮面舞踏会もバスタブの中でやるぞ!」。どうしてもお風呂から出てこない王様に、お后も家来たちも頭をかかえてしまいました。王様のバスタブの中は、豪華な食事やらなにやらで大混乱。最後に知恵を働かせたのはお小姓でした。1986年コルデコット賞銀メダル受賞作品。
文:Audrey Wood
絵:Don Wood
 

Kitten’s First Full Moon(JY)

白黒のシンプルなイラストですが、太字のしっかりとレイアウトされた本文と相性がよく、とても読みやすく工夫されています。絵本だけでなく、ぜひCDの歌も覚えて、メロディと一緒に味わってみてください。
☆コルデコット賞受賞作品
☆ニューヨークタイムス・ベストイラストレーション賞受賞
著者:Henkes, Kevin
 
 
 

Knuffle Bunny Too(TP)

ウサギのぬいぐるみ取り違え事件発生!女の子は大好きなウサギのぬいぐるみを連れて学校へ。ところが、同じぬいぐるみを持ったクラスメートと口ゲンカになり、先生から没収されてしまいます。放課後に返してもらいますが、そこで問題発生。真夜中に異変に気づいた女の子は大騒ぎです。
That is not my bunny.
パパが「午前2時半」とはどんな時間かを説明しようとしても、ムリ。かくして、真夜中のニューヨークの街角で2組の親子が会い、ウサギを交換することになり……。白黒の写真とカラーイラストを合成させたユニークな絵本です。
文・絵: Mo Willems
 
 

L

Lemons are Not Red(JY)

ページの一部がレモンやニンジンやフラミンゴやお月さまなどの形にくり抜かれた穴あき絵本。レモンは赤くない。じゃあ何色? ページをめくると正解が出てきます。続けて、じゃあ赤い色のものはなに? ニンジンは紫色じゃない。じゃあ……と、絵本がつぎつぎと質問してきます。少ない文字と鮮やかな色使いで、子どもの想像力をかき立て、好奇心に働きかけるユニークな絵本です。
文・絵: Laura Vaccaro Seeger
 

Let’s Go Nuts!(JY)

世界のナッツ、大集合!主食にもスナックにもスパイスにもなるナッツ類。アーモンド、ピーナッツ、ピスタチオはすぐわかっても、ダル豆、ひよこ豆、ライ豆は英語で何と言うのでしょう。さまざまな形や色のナッツの写真がこれでもかとばかりに大集合し、リズミカルな英文とともに、ユニークな写真絵本になりました。巻末には3ページにわたってナッツ類に関するミニ知識が掲載されています(語数に含まず。CD未収録、SAYPENには収録)。
文・絵: April Pulley Sayre
 

Little Beauty (TP)

手話のできるゴリラが主人公。ある日ゴリラは「友だちが欲しい」と飼育員に伝えました。連れてこられたのはかわいい小ネコ。あまりのミスマッチぶりにどうなることかと思いましたが、ふたりはとっても仲良しに。でも、事件が起きました。大きなゴリラと小さな小ネコの友情をユーモラスに描いたお話です。
文・絵: Anthony Browne
 

Little Beaver and The Echo (TP)

大きな沼のほとりに、小さいビーバーがひとりで住んでいました。ビーバーには兄弟も友だちもいません。ある日、寂しさに耐えかねて泣き出してしまいました。すると、はるか遠くの対岸から、誰かが泣いているのが聞こえてきました。その「誰か」を探しに行く途中で、カモやカワウソやカメが仲間に加わって……。大自然と動物たちを丁寧に描いた水彩画に魅了されます。CDは「こだま」や音楽が巧みにアレンジされたドラマ仕立てです。
文: Amy MacDonald
絵: Sarah Fox-Davies
 
 

Little Blue and Little Yellow(JY)

レオ・レオニ作。青色の親友は黄色。通りの向かいに住んでいて、学校でも隣の席です。ある日、黄色の姿が見当たらなくて、あちこち探し回ってやっと見つけて、思わずハグ。そしたら、ふたりとも緑色になってしまいました。パパとママも、うちの子じゃないというし、大変です。
文・絵: Leo Lionni
 

Little Miss Muffet(JY)

マザーグースの穴あき絵本。マフェットさんが草の上に座ってカッテージチーズを食べていると、クモがやって来て隣に座ったので、驚いて逃げた。7種類の動物が、マフェットさんのニンジンをかじったり、梨にかぶりついたりするものだから、驚いて何度も逃げ出すマフェットさん。
絵: Barbara Nascimbeni
 
 

The Little Old Lady Who Was Not Afraid of Anything (TP)

カボチャのお化けのお話。ハロウィーンにおすすめです。 昔あるところに、何も恐いもののないおばあさんがいました。暗くなった森の中で、ドスンドスン動く大きな靴に出会っても、クネクネ揺れるズボンに出会っても動じません。でも、だんだん早足になっていき、とうとう恐ろしいカボチャの頭が現れると、一目散にお家に逃げ帰ります。
文: Linda Williams
絵: Megan Lloyd
 

The Little Red Hen(RA)

『ちいさなあかいめんどり』をもとにしています。小麦の種を見つけためんどりは、誰か植えるのを手伝ってくれない? と頼みますが、アヒルもネコもイヌも断ります。やがて大きく育った小麦。収穫の手伝いを頼みますが、やはり忙しいと断られました。カメのニュースレポーターがインタビューや中継をして伝える楽しい形式です。
 
 

Little Red Riding Hood(RA)

『赤ずきんちゃん』をもとにしています。赤ずきんちゃんはチキンスープを持っておばあさんのお見舞いに出掛けます。知らない人と話してはいけないよ、知らない人から食べ物をもらってはいけないよと、お母さんから厳重に注意されていたのに、オオカミと気軽におしゃべりし、手渡されたイチゴを食べてしまいました。
 

Little Simba and Four Tigers (RA)


『ちびくろサンボ』のタイトルで知られる童話をもとにしています。セリフと歌が約半々で、小さいお子さんでも取り組みやすい構成です。劇中歌6曲。
シンバ少年はママが作ってくれた赤いTシャツと青いパンツ、パパが買ってくれた緑色の傘と紫色の靴を身につけて、ルンルンでジャングルに出掛けました。しかし、そこには怖いトラが4匹もいて、シンバを食べようとします。シンバは着ているものを差し出して、「食べないで」とお願いしました。
 
 

Llama Llama Red Pajama(TP)

ベッドでママにお話を読んでもらい、赤いパジャマのラマはお休みなさい……。のはずが、ママが一階の台所に行った途端、「ママー!」。最初はおとなしくママを待ちますが、暗闇の中で赤ちゃんラマの目はしだいに大きく見開かれ、だんだんウルウルしてきて、ついに我慢しきれず大騒ぎ。驚いたママが、なにごとかと飛んできました。
Llama, pajama, mamaとリズミカルな押韻が楽しめます。
文・絵: Anna Dewdney
 

LMNO Peas(JY)

小さいグリーンピースたちがAからZで始まる、いろいろなものに扮装して登場します。Aはacrobats、artists、astronauts、Pはpaintersにpoetsにplumbers、pilots、parachutistsと、たくさんの職業が学べます。いっぱいいる豆さんたちは、それぞれが個性的でイキイキして元気いっぱい。誌面に広がる凝ったイラストと、CDの軽快な歌が楽しい1冊です。
文・絵: Keith Baker
 
 

Lots of Feelings(JY)

たくさんの感情表現を、誌面いっぱいに広がる子どもたちの顔写真で学ぶ本。ハッピーだったり、悲しかったり、怒っていたり、真面目だったり。子どもたちはストレートに感情を表し、CDの音楽もそれぞれにマッチしています。
文・絵: シェリー・ロットナー
 
 

M

Madeline(JY)

1940年のコルデコット賞銀メダル受賞作。パリの寄宿舎で暮らす12人の女の子とミス・クラベル。一番小さいマドレーヌはネズミも怖くないし、動物園のトラも平気。盲腸になってしまっても、手術の傷跡を自慢げに見せびらかす元気な女の子です。表紙のエッフェル塔をはじめ、オペラ座、ノートルダム寺院、ヴァンドーム広場など、パリの風景が随所に描かれています。
文・絵: Ludwig Bemelmans(ルドウィッヒ・ベーメルマンス)
 

Madeline’s Rescue(JY)

1954年、コルデコット賞金メダル受賞作。
パリの寄宿学校で暮らす女の子マドレーヌ。イタズラが過ぎて川に落ちてしまったマドレーヌを、賢い犬が救ってくれました。それからは12人の女の子と先生のミス・クラベルと、犬の楽しい日々が始まりました。でも、ある日おエライさんたちが視察にやってきて。
文・絵: ルドウィッヒ・ベーメルマンス
 
 

The Magic Cooking Pot (RA)

グリム童話『まほうのなべ』をもとにしています。セリフと歌が約半々で、小さいお子さんでも取り組みやすい構成です。劇中歌7曲。
貧しくて食べ物がなくなってしまった一家。お腹をすかせた弟たちのために、長女のメアリーはベリーを摘みに森へ出掛けました。そこで出会った老女にベリーを分けてあげると、お礼にと魔法の鍋をプレゼントしてくれました。その鍋は呪文を唱えると、オートミール粥をどんどん作ってくれるのです。

 

The Magic Hat(Y)

メム・フォックスの流れるような英文に乗って帽子が飛ぶ、飛ぶ!ある日突然、魔法の帽子がクルクルと空を飛んできました。ひとりのおじさんの頭に止まると、おじさんは巨大なヒキガエルに変身! 帽子は街の中をフワフワと飛び続け、大人たちをクマやカンガルーやキリンなどに次々と変身させて行きます。そこへ今度は本物の魔法使いが現れて……。
文: Mem Fox
絵: Tricia Tusa
 
 

Magic Shoelaces(JY)

マシューは靴のヒモが上手に結べなくてイライラ。姉のジェシカや近所の子どもたちにもからかわれます。そこへ不思議な男の人が現れて、魔法の靴ヒモと交換してくれました。もう結ぶ練習をしなくていいんだと大喜びしたのに、今度はどうしてもほどけなくて……。やっぱり、自分で練習するのが一番のようです。
著者:Wood, Audrey
 

Make Way for Ducklings(JY)

1942年、コルデコット賞金メダル受賞作。
子育ての場所を探してボストン上空に飛んできたカモのマラード夫妻。チャールズ川の中州ならぴったりと、巣を作りました。やがて8羽のひなが生まれ、おかあさんの後をよちよち追いかけて、車が行き交う街中にやってきました。おまわりさんはビックリです。邦題『かもさん おとおり』。
文・絵: ロバート・マックロスキー
 

Mary Had a Little Lamb(JY)

『メリーさんのヒツジ』が楽しい穴あき絵本になりました。雪のように白いヒツジ、くるくる巻き毛のヒツジ、一番フカフカのヒツジ・・・・・。それぞれ特徴の違う7匹のヒツジが登場して、学校へ、街中へ、海へと、メリーさんのあとをどこにでも追いかけます。子どもたちと楽しそうに遊ぶヒツジたちが、ページの切り抜きの中にみごとにおさまっており、穴あき絵本の特徴がよく生かされています。CDの歌は、聞き慣れたメロディから少しアレンジされています。
絵: Marina Aizen
 

Mary Wore Her Red Dress(JY)

リスのメアリーは赤いドレスを着て、クマのお誕生パーティに出掛けます。アライグマのヘンリーは緑色のスニーカーを履いています。最初は白黒の鉛筆画から始まり、ページをめくるごとに1色ずつ色が増えていって、最後はカラフルなパーティがスタート。色の名前を覚えるのに最適な絵本です。
著者:Peek, Merle
 
 

Me! Me! ABC(JY)

パンダやウサギ、カメなどのキャラクターたち8人(匹?)が、アルファベット26文字で始まる動詞を教えてくれます。これらは革でできた人形の実写で、かわいいけれどかなりユニーク。AはAdmire me. EはE-mail me. PはPay attention to me.など、それぞれの意味に合わせた表情を誌面いっぱいに見せてくれます。大人にもおすすめの、ちょっと癒やし系絵本です。
文: Harriet Ziefert
人形作成: Ingri Von Bergen
 

Meg and Mog(JY)

ハロウィーン・パーティのお話。
文: Helen Nicol(ヘレン・ニコル)
絵: Jan Pienkowski(ヤン・ピエンコフスキー)
 
 

Milkshake Shake (mpi)

おかあさんウシと子ウシたちが、朝ご飯にミルクシェイクを作ります。カップに牛乳と、イチゴ、ブルーベリー、チョコレート、メロンをそれぞれ入れて、あとはシェイク、シェイク、シェイク。上下に振ったり、左右に振ったり、ウシさんたちはまるでダンスをしているかのよう。
お子さんと一緒にup、down、right、leftと身体を動かしながら、リズミカルな英文を楽しみましょう。
文: 大江 パトリシア、中村 麻里
絵: イケベ ヨシアキ
 

Miss Mary Mack(JY)

英語圏の子どもたちに大人気の手遊び歌『ミス・メリーマック』のロングバージョン。同じ単語が3回繰り返されるリズミカルな歌が13番まで続きます。
文: メアリー・アン・ホバーマン
絵: ナディーン・バーナード・ウエストコット
 
 

Miss Rumphius(JY)

「ルピナスさん」の愛称で親しまれるアリス・ランフィアスの生涯を綴った絵本。
小さいときにおじいさんと約束したとおり、アリスは世界各地に旅をし、年を取ると海辺に家を構えました。最後の約束は世界をもっと美しくすること。さて、どうすればいいのかとアリスは考えます。
文・絵: Barbara Cooney(バーバラ・クーニー)
 

The Missing Christmas List(RA)

クリスマスプレゼントの包みを開けると、男の子にはボロボロのクマのぬいぐるみ、女の子には大きなクモが! なにかの手違いがあったのです。悲しむサンタさんのために、トナカイと妖精が原因を調査すると、邪悪なペンギンが贈り物リストを書き換えていたのでした。
 
 

Mister Seahorse(JY)

舞台は海の中。カラフルなサカナたちが登場します。Seahorse=タツノオトシゴのお父さんは、お母さんが産んだ卵を自分のお腹にある袋に入れて、それは大事に育てるのです。でも待って! イクメンのサカナはタツノオトシゴだけではありませんでした。自分の口の中で卵を育てているために、お話ができないサカナ、頭やお腹に卵をいっぱいくっつけて泳いでいるサカナなど、みんな頑張っています。
絵本の中には4枚の透明シートがとじ込まれており、シートに描かれた海藻や岩の陰から、巧妙に隠れたサカナたちが姿を現したりして、海の神秘が味わえる絵本でもあります。そして最後のシーン。卵から孵化した赤ちゃんのひとりに、お父さんがかける言葉にグッときます。CDは朗読です。
文・絵: Eric Carle
 

The Mixed-Up Chameleon (TP)

エリック・カール作。
動物園でたくさんの美しい動物たちを見たカメレオンは、シロクマのように大きくなれたら、フラミンゴのようにきれいになれたらと願います。すると、次々と実現してしまうのです。いろいろな色と形がゴチャゴチャになったカメレオンは、どうするのでしょう。CDは動物たちの効果音たっぷりです。
文・絵: Eric Carle
 
 

Monkey Puzzle(JY)

ジャングルでママとはぐれてしまった小ザルが泣いていると、通りかかったチョウがママを捜すのを手伝ってくれることに。ママの特徴を聞いて、「それならこっちにいるよ」と連れて行ってくれた先にいたのはゾウ、ヘビ、クモ、オウム、カエル、コウモリ。「どれもボクに似てないじゃない!」「そんな話は聞いてません!」「当然知っていると思った!」「私の子どもは私に似てないわ!」とイモムシを見せるチョウ。動物の特徴を表す表現がたくさん学べます。
文: Julia Donaldson(ジュリア・ドナルドソン)
絵: Axel Scheffler(アクセル・シェフラー)
 

Monster, Monster(JY)

絵本とCDがセットになったパックです。
どこかにモンスターが隠れていますよ。君はモンスター?と尋ねて探してみよう。しかけ絵本のようになっていて楽しい絵本です。
文・絵: Melanie Walshl
 
 

More Than Meets the Eye(JY)

目で見るだけでなく、五感で名画を味わってみようというユニークな絵本。フェルメールの「牛乳を注ぐ女」、ダ・ヴィンチの「白貂を抱く貴婦人」、シャガールの「誕生日」をはじめとする名画25作品を掲載し、絵に描かれたお茶をすすってみたり、大砲の音を聞いたり、赤ちゃんの甘い寝息をかいだり、貂の毛並みをなでてみることを提案します。
文: Bob Rackza
 

Mouse Count(TP)

小さいネズミの天敵はヘビ。気をつけなければならないのに、つい眠くなって昼寝をしてしまったネズミたち。そこへお腹をすかせたヘビがやってきて、ネズミを食べてしまおうと、1匹ずつ広口ビンに入れていきます。最後の10匹めを入れ終え、さあ食べようというところで、ネズミがヘビに言ったこととは……。10までのカウントアップとカウントダウンが学べます。
文・絵: Ellen Stoll Walsh
 
 

Mouse Paint(JY)

白い紙の上の3匹の白いネズミはネコには見つかりません。ある日、ネコが寝ているすきにネズミたちは赤、黄、青の絵の具のビンによじ登りました。赤と黄色が混じるとオレンジ色になり、黄色と青色が混じって緑色になりと、ネズミたちは色の変化が面白くてたまりません。
文・絵: Ellen Stoll Walsh(エレン・ストール・ウォルシュ)
 

Mr. Brown Can Moo! Can You? (mpi)

いろいろな動物の鳴き声、目玉焼きの焼ける音や汽車の音、雨の音などの擬態語・擬音語がたくさん登場し、英語の音とリズム、韻の踏み方が楽しく学べます。ミスター・ブラウンの後に続いてあなたも言ってみましょう。
文・イラスト: Dr.Seuss
 
 

Mr. Rabbit and the Lovely Present(JY)

1963年、コルデコット賞銀メダル受賞作。
小さい女の子はお母さんの誕生日に何かプレゼントしたいのに、何が良いのかわかりません。困ってうさぎさんに相談しました。お母さんの好きな物は、赤い物、黄色い物、緑色の物、青い物……。モーリス・センダックの幻想的な挿絵が印象深い作品。邦題『うさぎさん てつだってほしいの』。
文: シャーロット・ゾロトウ
絵: モーリス・センダック
 

Mr Wolf’s Week(JY)

オオカミさんの1週間が始まりました。月曜日は雨、レインコートを着て雨靴を履いて、カサを持ってお出掛けです。曜日ごとにお天気が変わり、オオカミさんの服装も変わります。それぞれユーモラスなマンガ付きで、オオカミさんの悪戦苦闘ぶりが楽しめます。
文・絵: Hawkins, Colin
 
 

Mrs Wishy-Washy and the Big Farm Fair(JY)

人気のウィッシー・ウォッシーおばさんシリーズ。
ミセスのルールは「清潔」「こざっぱり」「きれい」「いい香り」の4つ。今日は大切な農場祭りだというのに、ウシたちは泥んこです。ゴシゴシ洗ってもらった動物たちは賞をもらえるでしょうか。
文: Joy Cowley
絵: Elizabeth Fuller-Fulton
 

Mrs Wishy-Washy and the Big Wash(JY)

人気のウィッシー・ウォッシーおばさんシリーズ。今日もミセスが動物たちを洗おうとしたら、ホースからお水が一滴も出ません。困ったミセスは動物たちをトラックに乗せて、お水を探しに街へ出掛けました。本屋さんにも楽器屋さんにもお水はありません。さて、どうしたでしょう。
文: Joy Cowley
絵: Elizabeth Fuller-Fulton
 
 

Mrs Wishy-Washy on TV(JY)

人気のウィッシー・ウォッシーおばさんシリーズ。
ミセスがなんとテレビに出ることに。ブクブク石鹸で動物たちがいかにきれいになるか、実演するのです。アヒルとブタとウシをゴシゴシ洗い終えたミセスが次に狙いを定めたのは、テレビレポーターでした。
文: Joy Cowley
絵: Philip Webb
 

Mrs Wishy-Washy’s Birthday(JY)

人気のウィッシー・ウォッシーおばさんシリーズ。
明日はミセスのお誕生日。ミスターはピンクのバラのケーキを作りました。農場の動物たちは自分たちも何かプレゼントしたいと思いますが、何も持っていません。一晩中考えたすえに、あることを思いつきました。
文: Joy Cowley
絵: Philip Webb
 
 

The Musical Life of Gustav Mole(JY)

音楽好きの家庭に生まれたモグラのグスタフ。赤ちゃんのときはガラガラで演奏に参加し、やがて音楽学校に入学して才能に悩み、恋をして傷つき。その成長の過程には常に音楽がありました。三重奏、四重奏からフルオーケストラ、さらにマザーグース、フォーク、ジャズまで、CD収録の音楽は本格的。イラストもみごとです。
文: Meyrick
絵:Kathryn
 

My Car(JY)

サムはクルマが大好き。原色を多用した鮮やかなイラストの中で、まん丸の目をしたおもちゃのようなサムが、大切なクルマについて説明をします。交通法規を守り、慎重に運転するサム。クルマのパーツや、交通標識についても学べます。乗り物が大好きな男の子にはたまらない1冊。
文・絵: バイロン・バートン
 
 

My Cat Likes to Hide in Boxes(JY)

フラ”ンス”のネコはダ”ンス”が好き、スペ”イン”のネコはエアプレ”イン”が好きと、世界各地のネコが韻を踏んで登場します。各国の特徴あるネコたちに比べて、わたしのネコはただただ箱に隠れるのが好きなのです。さて日本のネコは何が好きなのでしょうか。あくまでマイペースのネコと、CDのゆったりしたメロディの歌が絶妙にマッチ。
著者: Eve Sutton and Lynley Dodd
 

My Dad(TP)

アンソニー・ブラウンのユーモアたっぷりの絵本。ボクのパパは悪いオオカミだって怖くない、駆けっこも一等賞、馬のように食べることができ(?)、カバのようにハッピー(??)。パパの得意なことの紹介がまだまだ続きます。ちょっとどうかなという面もあるし、決してハンサムとはいえない外見だけど、ボクはパパが大好き。だってパパはボクを愛しているから。父親と子どもの愛情があふれた絵本です。
文・絵: Anthony Browne
 
 

My Mum(TP)

アンソニー・ブラウンのユーモアたっぷりの絵本。でもMy Dadとは微妙にニュアンスが違います。ママはお料理が得意、偉大な絵描き(お化粧しているときはね)、世界で一番の力持ちでスーパーの荷物をたくさん持てる。天使のように歌うことができ、ライオンのように吠える。ママはバレリーナにだって、宇宙飛行士にだって、会社の社長にだってなれたろうけど、ママはボクのママ。母親と子どもの愛情に胸がキュンとなる、すてきな絵本です。
文・絵: Anthony Browne
 

My World (TP)

マーガレット・ワイズ・ブラウンの『おやすみなさいおつきさま』の姉妹編。 家族の日常生活のいろいろなシーンが、子どもの視点でつづられます。カラーページと白黒のページが交互に登場する独特の世界を、余韻たっぷりの歌や朗読がいろどります。押韻が見事な作品です。
文: Margaret Wise Brown
絵: Clement Hurd
 
 

N

The Napping House(JY)

外は雨。垣根にはあじさいとバラの花。こんな日は心地よいベッドでお昼寝が一番です。おばあさんがグッスリ寝ているのを見たら、ボクも眠くなってきました。そして、イヌもネコもネズミも、みんな丸くなって寝てしまいます。でも、あることをきっかけに次々と目を覚ますと、空にはきれいな虹が。ドン・ウッドのイラストがみごとです。
文:Wood, Audrey
絵:Wood, Don
 

Night Monkey Day Monkey (TP)

違う世界に住む2匹が親友になった!デイモンキーは夜の世界を知りません。コウモリを見て、空飛ぶネズミとギョッとし、三日月を見てバナナと思い込み……。一方、ナイトモンキーはチョウチョを見て、なぜ蛾がお化粧しているのか困惑します。結局、お互い昼と夜に分かれて、それぞれの世界で暮らすことにしましたが、夜明けのひとときは2匹が一緒に過ごす至福の時間です。
文: Julia Donaldson
絵: Lucy Richards
 
 

Nighty Night, Little Green Monster(JY)

あの怖い怖いBig Green Monsterには、なんと子どもがいた? ページをめくるごとに黄色い目が現れ、青緑色の鼻が現れ・・・・・・。違うところは、歯が1本しかなくて、髪の毛も1本だけ。そして小さいモンスターは何とも幸せそうな顔をしているのです。お空のお星さまがひとつ増えるごとに、顔のパーツにひとつずつ「お休みなさい」をしていきます。満天の星空になり、お月様も出たら、もうぐっすり。CDの歌も子守歌のようなやさしさです。
文・絵: Ed Emberley
 

No Roses for Harry! (TP)

イヌのハリーはどうしてもバラ模様が好きになれなくて…
『ハリーのセーター』の原書です。お誕生日におばあちゃんからセーターをプレゼントされたハリー。着心地はいいけれど、なんとバラの花の模様で、ハリーはどうしても着るのがイヤなのです。子どもたちと買い物に行ったときに、食料品コーナーで誰かのカートの下にこっそり置いたり、花屋さんでバラの鉢植えのところにさりげなく置いたり、なんとかセーターを捨てようとしますが、どうしても戻ってきてしまいます。ふてくされたり、しめしめと喜んだり、ムッとしたり、知らんぷりしたり、イヌのハリーの表情がひときわかわいくて楽しい作品です。
 
 

Noah’s Ark (TP)

メイシーちゃんでおなじみのルーシー・カズンズが、子どもたちのために描いた『ノアの箱船』のお話です。いろいろな種類の動物たちを2匹ずつ乗せた箱船は、40日間続いた大雨と大洪水を乗り切ります。テンポの良い歌と、カズンズのイラストで、神の怒りのお話もほのぼのとしたものに仕上がっています。
文・絵: Lucy Cousins
 

No One Saw(JY)

オキーフのように花を見た人はいない、スーラのように日曜日を見た人はいない、ゴッホのように星を見た人はいない、モネのように干し草を見た人はいない……。16作品の名画を掲載して、画家独特の視点に迫るユニークな絵本です。
文: Bob Rackza
 
 

O

Old Macdonald Had a Farm(JY)

マグドナルド爺さんの牧場には、どんな動物がいるかな? 動物の鳴き声も聴いてみよう。日本で「ゆかいな牧場」として知られている民謡の絵本です。
絵:Adams, Pam
 

Old Mother Hubbard and Her Dog

マザーグースの『ハバードおばさん』にトミー・デ・パオラがイラストを提供した1冊。おばさんがイヌにfruitを買って帰ったら、イヌはfluteを吹いていた、Shoesを買って帰ったらnewsを読んでいたと、絶妙の押韻は英文でしか味わえないもの。一瞬、あれっと思うようなシーンも、パオラのコミカルなイラストでユーモラスに表現され、ハバードおばさんとイヌのチグハグなすれ違いが楽しめます。
絵: Tomie dePaola(トミー・デ・パオラ)
 
 

On Market Street(JY)

1982年、コルデコット賞銀メダル受賞作。
アニタ・ロベルとアーノルド・ロベル夫妻の共作です。たくさんのお店が並ぶ商店街。
文: アーノルド・ロベル
絵: アニタ・ロベル
 

One Elephant Went Out to Play(JY)

カウンティングブック。1頭のゾウがクモの巣の上で遊んでいました。あんまり楽しいので、仲間のゾウを呼ぶことにしました。トランポリンのように飛び跳ねて大騒ぎ。でも、ゾウが10頭になったとき、さすがにクモの巣は……。穴あき絵本の窓から、ゾウが1頭ずつ増えていきます。
絵:Rescek, Sanja
 
 

One Fine Day(TP)

1971年コルデコット賞金メダル受賞作。ある晴れた日、喉が渇いたキツネはおばあさんのミルクを飲んでしまいました。怒ったおばあさんはキツネのしっぽをちょん切り、「しっぽを返して欲しければ、ミルクを返しなさい」と言います。困ったキツネはウシに頼みますが……。
文・絵: Nonny Hogrogian
 

One Gorilla(JY)

1匹のゴリラ、2匹のチョウ、3羽のセキセイインコから10匹のネコまで、私の好きな物を紹介していく構成。野原や、花咲き乱れる庭を丁寧に描いたイラストは、大人の鑑賞にもおすすめです。
 
 

1Hunter(TP)

獲物を探して一直線にジャングルを進む、ひとりのハンター。樹の陰に隠れている2頭のゾウも、3匹のキリンも、地面にうずくまる4羽のダチョウも目に入りません。でも、最後に10羽のオウムのそばを通り過ぎたとき、何かの気配にフト振り返ってびっくり仰天。恐ろしいトラやワニまでが、ハンターに牙をむいているではありませんか。
文・絵: Pat Hutchin
 

One Lighthouse One Moon(JY)

色、曜日を紹介する第1章、1〜12月を通じて季節を紹介する第2章、1〜10までの数字を動物を数えながら紹介する第3章、という3つの章からできている絵本です。色から数字まで、たくさんの基本がこの1冊で覚えられるので、とてもお得な絵本ではないでしょうか。
著者:Lobel, Anita
 
 

One Moose, Twenty Mice(TP)

1から20までの楽しいカウンティングブックです。全ページがフェルト生地に刺繍やアップリケで動物、数字などをデザインし、さらにピーズやボタンで飾りをつけた凝ったつくり。とても温かみのある絵本です。1匹のムース、2匹のカニ、3匹のテントウムシと、ページごとに違う動物が登場しますが、どのページにもネコが巧妙に隠れているのです。全部見つけることができるでしょうか。そして最後のページに20匹のネズミが登場したとき、ついにネコが姿を現します!
文・絵: Clare Beaton
 

One of Each(JY)

イヌのオリバー・トリバーは一人暮らし。テーブルも椅子もベッドも枕も、何もかも完璧にひとつずつ。そんな生活がとっても気に入っていたオリバーは、ネコのペゴティーを自宅に招待しました。自慢げに家を案内するトリバー。でもペゴティーは何でもひとつずつしかない家にお客は必要ないと怒って帰ってしまいました。さてさて。分かち合うことの大切さを教えてくれる絵本。
文: メアリー・アン・ホバーマン
絵: マージョリー・プライスマン
 
 

1-2-3 Peas(JY)

主人公は小さなグリーンピースです。ひとつの豆が昆虫探し、ふたつの豆が魚釣り、3つの豆はボート遊び。さらに、ペンキ塗り、かけっこ、合唱と、いろいろなことに挑戦する豆の数がドンドン増えていき、最後には100個の豆が1から100までの旗を持って、ワーッと登場します。絵の中の豆たちの数を数え、ひとつずつ異なる表情やしぐさを楽しみながら、数字の英語表現を学ぶことができる、ユニークなカウンティングブックです。
文・絵: Keith Baker
 

Oops, Mr Wishy-Washy!(JY)

気のウィッシー・ウォッシーおばさんシリーズ。
ミスターは皿洗いの名人。ミセスが街に買い物に出掛け、ミスターが台所の蛇口をひねったところで、農場の動物たちが鳴き始めました。「おなかがすいているんだ」と思ったミスターは、水を出しっ放しにしたまま動物たちのところへ。
文: Joy Cowley
絵: Philip Webb
 
 

Over in the Meadow(JY)

カウンティングブック。牧草地の砂の上には1匹のカエル、小川には2匹のサカナと、さまざまな生き物が棲んでいます。穴あき絵本から順番に現れる生き物を10まで数えていく本。かじる、日なたぼっこをする、ゲロゲロ鳴くなど、生物に関するたくさんの表現が覚えられます。
絵: Evans, Michael
 

Owl Babies (TP)

3羽のフクロウの赤ちゃんがお母さんと暮らしていました。ある晩、子どもたちが目覚めるとお母さんの姿がありません。「狩りに行ったんだよ」と思っても、心配で心配でたまらない子どもたち。大きな目をして途方に暮れる姿が何とも愛らしい絵本です。CDにはピアノ伴奏のゆっくりした歌とドラマ仕立ての朗読が収録されています。
文: Martin Waddell
絵: Patrick Benson
 
 

P

Pancakes, Pancakes! (TP)

エリック・カールの絵本。「今日の朝ごはんは大きなパンケーキが食べたいな」とジャックが言いました。するとお母さんが「忙しいから手伝ってね」と言います。そこで、小麦を刈り取り、脱穀をして粉をひき、牛乳を搾りと、お母さんの指示に従って材料の準備をするジャック。パンケーキを作るのって、本当に大変だったのです。でもジャックは楽しそう。だって、おいしいパンケーキが食べられるのですから。
文・絵: Eric Carle
 

Panda Bear. Panda Bear, What Do You See? (JY)

エリック・カールとビル・マーティン・Jrのタッグによる作品。大人気のBrown Bear, Brown Bearの姉妹誌のような絵本で、ジャイアントパンダのイラストでスタートします。次のページに登場する動物を紹介していく構成は同じ。水牛、アシカ、白頭ワシ、クモザルなど、10種類の野生動物が登場します。誰もが知っている動物ではなく、ちょっと変わった動物が多く登場します。見開きの誌面いっぱいに迫力ある姿が描かれており、野生動物の力強さがみごとに表現されています。
文: Bill Martin Jr
絵: Eric Carle
 
 

Papa, Please Get the Moon for Me (TP)

エリック・カール作。 夜空を見上げたモニカはお月さまと遊びたくなりました。でも小さいモニカの手には届きません。そこで、「パパ、お月さまを取って」とお願いします。パパが使う長ーいハシゴに合わせて、折りたたまれたページが横に広がったり、上に伸びたりします。
文・絵: Eric Carle
 

The Paper Bag Princess(TP)

美しい王女は、結婚を約束した王子に夢中。しかし、ある日ドラゴンがお城を焼き払い、王子を連れ去ってしまいました。王女のドレスも全部燃えてしまい、かろうじて燃え残ったのは「紙袋」のみ。そこで紙袋を身にまとった王女は、王子を救出する旅に出ました。ドラゴンを何とか倒し、やっとの思いで助けた王子は、なな、なんと、王女の汚れた身なりを非難したのです。さてさて。
文: Robert Munsch
絵: Michael Martchenko
 
 

Peanut Butter and Jelly (mpi)

ピーナッツバターとジャムのサンドイッチは、アメリカの子どもたちのお弁当の定番。ゾウに手伝ってもらって、あり得ないほど大きなサンドイッチを作ります。なにしろゾウの背中でピーナッツをすりつぶし、バスタブの中でブドウをつぶすのですから大変。CDは思わず口から出てくるリズミカルなチャンツ仕立てです。
イラスト: Nadine Bernard Westcott
 

Peck Peck Peck(JY)

ルーシー・カズンズの穴あき絵本。キツツキのおとうさんが、子どもに「つつきかた」をコーチ。まずは木にしっかりつかまって、穴をあけましょう。コツをつかんだ子キツツキは楽しくてしかたありません。ドア、帽子、テニスラケット、本、スリッパ、石鹸……。もう、ありとあらゆるところに穴をあけて回ります。
文・絵: Lucy Cousins
 
 

Peepo!(JY)

赤ちゃんがベッドのなかでつかまり立ち。さあ何を見ているのでしょう? 穴あき絵本の窓から見えるのは、まだグッスリ眠っているパパの顔。赤ちゃん用の椅子から見えるのは、オートミールを作っているママ。温かい家族に見守られて暮らす、赤ちゃんの豊かな一日を描いた絵本。
文・絵: anet & Allan Ahlberg
 

Pete’s a Pizza(JY)

ピートのピザではなく、ピートがピザ。友だちとボール遊びをしようとしたら雨が降ってきて、ピートはご機嫌斜め。パパはそんなピートを元気づけようとしピザ遊びを仕掛けます。ます。何と、ピートの身体をこねたり伸ばしたりして、ピザにしようというのです。すねていたピートの顔が次第にほころんでいきます。『ロバのシルベスターとまほうの小石』で有名なウィリアム・スタイグの作品。親子の愛情がしみじみと伝わってくる名作です。
文・絵: William Steig
 
 

Pete the Cat and His Four Groovy Buttons (TP)

大人気のピートと一緒に引き算の練習をしよう!!ネコのピートはボタンが大好き。お気に入りのシャツには4つのカラフルでかっこいいボタンがついています。でもボタンがひとつ飛んでしまって、残りはいくつ? ボタンがひとつずつ減っていってもピートは泣くこともなく、ロックを歌い続けています。♪My buttons, my buttons, my three groovy buttons♪
文: Eric Litwin
絵: James Dean
 

Pete the Cat I Love My White Shoes (TP)

ネコのピートはロックが大好き。真っ白な新しい靴を履いて、通りを歩きながら歌を歌っています。♪I love my white shoes♪。ところがピートはイチゴの山に足を踏み入れてしまい、靴が真っ赤になりました。せっかくの白い靴が汚れてしまったけど、気にする様子もなく歌い続けています。♪I love my red shoes♪。
文: Eric Litwin
絵: James Dean
 
 

Pete the Cat Rocking in My School Shoes (TP)

ネコのピートはロックが大好きで、いつもクールにキメています。今日はスクールバスに乗ってみんなと一緒に学校に行きますが、図書室で本を読むときも、図工の時間も、算数の時間も、いつもロックンロールを歌っています。♪I’m reading in my school shoes♪。
文: Eric Litwin
絵: James Dean
 

Piggybook(JY)

これはシリアスな問題作、でも、つい吹き出してしまいます。パパとふたりの息子は何でもかんでもママ任せ。自分たちにはとっても大事な仕事と学校があるから。でも、ママだって外で働いているのです。とうとう、ママは家出をしてしまいました。“You are pigs.”という置き手紙を残して。次のページから、パパと息子たちは本当にブタの姿になってしまいます。壁紙もソファも電話も、ぜんぶブタの模様に変わりました。さて、ママは戻ってきてくれるのでしょうか。
文・絵: Anthony Browne
 
 

Piggies(JY)

イラストはドン・ウッド。親指の上には太っちょの小ブタ、人差し指の上にはお利口な小ブタ、ページいっぱいに大胆に描かれた手のうえで、ブタさんたちが奔放にはしゃぎ回ります。石けんできれいになったり、ドロドロに汚れたりと、それはそれは迫力十分。指遊びに最適な絵本です。
文:Wood, Audrey
絵:Wood, Don
 

Pinocchio(RA)

『ピノキオ』のお話をもとにしています。ゼペットじいさんは丸太から木の人形を作りました。丸太が足りなくなって、鼻はソーセージで代用です。学校に行ったはずのピノキオがサーカスのテントをのぞいていますよ。そこに現れた小太りの妖精から、ウソをつくと鼻が伸びるおまじないをかけられてしまいます。
 
 

Polar Bear, Polar Bear, What Do You Hear?(JY)

エリック・カール『しろくまくんなにがきこえる?』の英語版ボードブックとCDのセット。ここは動物園。10種類の動物たちが次のページに登場する動物の鳴きかたを紹介します。軽快でリズミカルな歌に乗せて、ほえる、うなる、いななくなどの英語表現が学べます。
著者:エリック・カール
 

Port Side Pirates(JY)

海賊船に乗って出発だ。どこか遠いところまで行くんだ。嵐にあってもめげない。難破船には宝物がどっさり。子ども海賊たちの楽しい船上生活が描かれています。巻末にはガレオン船の構造、5種類の海賊船の特徴、世界5地域の海賊、有名な船長の紹介などの情報が掲載されており、これ1冊で海賊通になれます。
文: Oscar Seaworthy
絵: Debbie Harter
 
 

Presto Change-O(JY)

マシューとジェシカの物語。魔法ごっこに夢中のふたりですが、口げんかをしているうちに、誤って呪文でママがカエルに変身してしまったから大変。どうすれば元に戻すことができるのでしょう。CDには物語の背景を掘り下げてくれるナレーションも収録。姉と弟が力を合わせてママを救出します。
著者:Wood, Audrey
 

The Princess and the Dragon(JY)

あるところに、ドラゴンのように乱暴者のお姫様と、お姫様のようにおしとやかなドラゴンがおりました。ふたりはお互いの立場を交換することにしました。言葉遣いもマナーも完璧なドラゴンに、王様もお妃様も召使いたちも大喜びです。CDは楽しいミュージカル仕立て。
著者:Wood, Audrey
 
 

The Pumpkin Ghost on Halloween Night(RA)

ハロウィーンの夜、4人の子どもたちはカボチャのお化けを探しに墓地に出かけました。そこでは、年上の子どもたちが小さい子を驚かそうと、カボチャのお化けの作り物を準備して待ち構えています。ところが、本物のお化けが出てきて、小さい子も大きい子もせっかくもらったお菓子を放り投げて逃げ出しました。
 
 

Q

Quick as a Cricket(JY)

ボクはコオロギのようにすばしっこく、カタツムリのようにのんびり。アリみたいに小さくて、クジラのように巨大。男の子がいろいろな動物や昆虫に似ている自分の一面を探していきます。22の形容詞とドン・ウッドの大胆なイラストで人間の多面性をイキイキと表現。生命の躍動感にあふれた作品です。
文:Wood, Audrey
絵:Wood, Don
 
 
 

R

Rah, Rah, Radishes!(JY)

軽快なチャンツのリズムに乗せて、つやつやしたおいしそうな野菜が次々と登場します。日本の野菜とはだいぶ形や色が違うものがあったりして、世界各地の野菜への興味が広がります。知っているようで意外と知らない野菜の英語名が覚えられ、カボチャはpumpkinとばかり思っていたら、squashもあったりと、知識が広がる1冊。“Pile up parsnips.”、“Stash some squash.”のように韻を踏んだリズミカルな歌で、野菜に親しみましょう。
文・絵: April Pulley Sayre
 

The Rainbow Fish(TP)

海の世界で一番美しいにじいろのさかなは、プライドが高くて、ほかのさかなたちが一緒に遊ぼうと声を掛けても無視。ある日、小さなさかなが、キラキラのウロコを1枚わけてくださいとお願いしたら、「一体、何様のつもりだ。あっちに行け!」と言い放ちました。にじいろのさかなは、とっても意地悪だったのです。
文・絵: Marcus Pfister
 
 

Rain(JY)

真っ青な空、黄色い太陽、白い雲と、鮮やかな色が続いた後に、灰色の雲が現れ、ポツポツと雨が降り出します。雨は緑の草原、黒い道路、赤い車など、いろいろなものの上に降りそぞき、どんよりとしたページが一転、雨が上がってきれいな虹が出てくるという構成。雨の降っているページでは、Rainの単語がひっきりなしに降る雨粒のように誌面いっぱいに描かれています。
文: ロバート・ケイラン
絵: ドナルド・クルーズ
 

Read Anything Good Lately?(JY)

まるで『マジック・ツリーハウス』のような表紙。とっても読書好きな女の子がAで始まるatlasをairportで読み、biographyをbedで読み、最後はzodiacをzooで読むという、アルファベット26文字の読書のしかたを紹介する絵本です。
文: スーザン・アレン&ジェーン・リンダマン
絵: ビッキー・エンライト
 
 

Rooster’s Off to See the World (TP)

エリック・カール作。ある晴れた朝、オンドリは旅に出ようと決心します。でも、そんなに歩かないうちに、なんだか寂しくなってきました。そこで、2匹の猫に一緒に来ないかいと話しかけます。3匹のカエル、4匹のカメ、5匹のサカナと旅の仲間が増えて行きますが、やがて夜になり……。
文・絵: Eric Carle
 

Rosie’s Walk(JY)

雌鳥のロージーは農場をのんびりお散歩中。大変、後ろからキツネが狙っています。ロージーはただ歩いているだけなのに、つけ狙うキツネは、なぜか粉まみれになったり、ミツバチに追い回されたりと散々な目に。英文はわずか32語ですが、黄色と赤の鮮やかな絵が情景を豊かに表現しています。
著者:Pat Hutchins
 
 

Rudolph, the Red-Nosed Reindeer (RA)

アメリカの児童書およびクリスマスソングの『赤鼻のトナカイ』をもとにしています。セリフと歌が約半々で、小さいお子さんでも取り組みやすい構成です。劇中歌8曲。
赤い鼻をしたルドルフはトナカイ仲間から、からかわれてばかりです。さて、ある年のこと、サンタさんがみんなにプレゼントを配る夜なのに、霧が深くてどのトナカイも空を飛ぶことができません。今年のクリスマスはキャンセルかとあきらめかけたとき、サンタさんはルドルフの赤い鼻を思い出しました。
 

Run, Mouse, Run(TP)

ページが椅子やテーブルやカップの形にくり抜かれた仕掛け絵本です。ネズミが椅子をよじ登り、テーブルを駆け抜け、箱の中に入ったと思ったらまた抜け出て、壁の穴めざして走ります。どうしてそんなに急いでいるのかと思ったら、最後のページにいるのは・・・・・・。
文・絵: Petr Horacek
 
 

S

Scaredy Cats(JY)

末っ子の青色と黄色の小ネコは初めてのお使いを頼まれました。お母さんの指示を聞いて張り切って街をめざしますが、途中の森には、それはそれは恐ろしいものがたーくさんいて。ドラマ仕立てのCDからは、小ネコたちの迫真の怖がりぶりが伝わってきます。
著者:Wood, Audrey
 

The Secret Birthday Message (TP)

エリック・カール作。 誕生日の前の晩、枕の下に手紙を見つけたティム。中には、暗号のような文が書いてありました。ページが月の形、星の形、階段の形などにカットされていて、謎を解くワクワク感を演出します。最後にはすてきなプレゼントが待っていました。
文・絵: Eric Carle
 
 

See You Later, Alligator!(JY)

二種類のワニさんが登場します。チャキチャキタイプのクロコダイルに比べて、アリゲーターはなにごともマイペースののんびり屋さん。お掃除にお洗濯にクロコダイルは大忙し。「手伝って」と言っても、「そのうちにね」だって。ついに堪忍袋の緒が切れてしまいます。楽しい指人形付き絵本です。
著者:Kubler, Annie
 

The Shape Song(JY)

線と円と四角と三角さえあれば、なんでも描けちゃう。高層ビルも、水上のボートも、砂のお城も、動物たちがいっぱい参加したパーティーも。昼間はもちろん、夜だって夢の中で描き続けよう。図工と音楽とダンスの時間を組み合わせたような、楽しい絵本。手遊び歌にも使えます。
文: Stevesongs
絵: David Sim
 
 

Sheep in a Jeep(JY)

脳天気なヒツジさんたちがジープに乗ってお出掛けします。でも途中で動かなくなったり、泥にはまったりと、ちっともスムーズに進みません。カントリー調の歌が、困り果てながらもどこかのんびりのヒツジさんの雰囲気にピッタリ。英文の押韻もみごとです。
文:Shaw, Nancy
絵:Apple, Nancy
 

Sheep in a Shop(JY)

脱力系のヒツジさんたちが、お誕生日のプレゼントを買いに街へ繰り出しました。お店の中であれがいい、これがいいと大騒ぎ。やっと決めたものの、今度はお金がちょっと足りなくて、ヒツジならではの知恵を働かせます。さあ、どうしたのでしょう。ラップのようなノリノリの英文が楽しめます。
文:Shaw, Nancy
絵:Apple, Margot
 
 

The Shoemaker and the Elves(RA)

グリム童話『こびとのくつや』。靴を作る材料の革がとうとう残り1枚になってしまった夜、鉛筆の妖精、ハサミの妖精、そして針の妖精が現れて、それはそれは素敵な靴を作ってくれました。それを売ったお金で、靴屋の老夫婦は新しい材料を買うことができました。
 

Silly Billy (TP)

ビリーはちょっと心配症の男の子。いろいろなことが気になってよく眠れません。ある晩、おばあちゃんがとっておきの解決法を教えてくれました。小さい人形たちに心配事を話すと、ビリーが寝ている間は、人形たちが代わりに心配ごとを引き受けてくれるというのです。グアテマラに古くから伝わる風習を元にしたお話です。
文・絵: Anthony Browne
 
 

Silly Sally(JY)

おバカなサリーのおかしなお話。なぜか逆立ちをして後ろ向きに進むサリーと出会った動物たちも、みんなサリーを真似します。逆立ちをしながら歌ったり、眠り込んだりしながら、おかしな行列は街をめざします。タイトルからわかるように、ダジャレのような韻を踏んだ愉快なお話です。
著者:Wood, Audrey
 

Silly Suzy Goose(TP)


スージーはガチョウの仲間たちを見渡して、自分は違うふうになりたいと思います。コウモリのように逆さまになれたら、ペンギンのように氷の上を滑れたら、カンガルーのようにジャンプできたら。でも、ライオンの耳元で吠え方を真似してみたら、怒ったライオンに追いかけられてピンチ。作者はペトル・ホラチェック。CDの歌がリズミカル。
文・絵: Petr Horacek
 
 

Skip through the Seasons(JY)

スキー、種まき、海水浴、落ち葉拾いと、1月から12月までの季節の風物詩をコラージュ風の凝ったイラストで描いています。イラストの中から単語を12個ずつ探していくゲーム付き。巻末には月の名称の由来やカレンダーの歴史を説明したトリビア情報も掲載。
著者:Blackstone, Stella; Carluccio, Maria
 

The Snowy Day(JY)

ある冬の日、ピーターが目を覚ますと、あたり一面が銀世界でした。真っ赤なマントを羽織って外に飛び出したピーター。降り積もった雪の上に足跡をつけるだけでもワクワクです。木の雪を払い落としたり、雪山の登山家気分でよじ登ったり、子どもの高揚感が誌面いっぱいに表現されたエズラ・キーツの代表作。邦題『ゆきのひ』。
文・絵: エズラ・ジャック・キーツ
 
 

Something from Nothing(JY)

ジョゼフが生まれたとき、おじいさんが毛布を作ってくれました。ジョゼフが大きくなるにつれて、やがて毛布は古くなり、お母さんはもう捨てるようにと言います。でも、ジョゼフの願いに応えて、おじいさんは毛布から上着、上着からベストと、魔法のように新しいものを作り出してくれました。物を大切にする心が学べる絵本。
著者:Gilman, Phoebe
 

A Squash and a Squeeze(TP)

ひとり暮らしのおばあさんは家が狭いのが不満。物知りのおじいさんに、「家の中がギューギューなの。何とかならないかしら?」と相談します。おじいさんの助言は「飼っているめんどりを家の中に入れなさい」。続けて「ヤギも入れなさい。ブタもウシも・・・・・・」。家の中はもう大混乱です。そこへ再びおじいさんが現れて、ひとつのアドバイスをしました。リズミカルなCDの歌は3人の楽しい掛け合い、朗読はドラマのように臨場感たっぷりです。音声はイギリス英語です。
文: Julia Donaldson
絵: Axel Scheffler
 
 

Stars! Stars! Stars!(JY)

星、星座、天の川、惑星に流れ星!子どもが望遠鏡でのぞいているものは、満天の星々。それらをつないで星座を思い描いたり、さらには惑星に思いを馳せたり、星と宇宙への興味はどんどんふくらみます。巻末には太陽系の惑星、引力、彗星、隕石などの用語を簡潔に説明したコーナー付き。CDのTrack3と4には説明文全体の朗読も収録されており、asteroidとcometとmeteorの違いなど、大人にも勉強になります。
文・絵: Bob Barner
 

Stephanie’s Ponytail (TP)

ステファニーの髪型で学校中が大騒ぎに!!ステファニーのクラスでは誰もポニーテールにしていません。そこでママにポニーテールを結ってもらって登校したら、皆から「みっともない」とはやし立てられました。ステファニーは“It’s my ponytail and I LIKE IT.”と言い返します。でも翌朝、クラスの女の子全員がポニーテールで登校してきて、物真似が大嫌いなステファニーは反撃します。さらに翌朝になると……。ロバート・マンチお得意の、ユーモラスでひねりの利いたストーリー展開が楽しめます。
文: Robert Munsch
絵: Michael Martchenko
 
 

Stone Soup(JY)

コルデコット銀賞受賞作。1947年に出版されたマーシャ・ブラウンの古典的名作です。戦地から故郷に帰る途中の3人の兵士は、丸2日も何も食べていません。ある村で食べ物を少し分けてもらえるよう頼みますが、どの家に行っても断られます。作物が不作で、村人たちもお腹を空かしているというのです。でも、何かあるとにらんだ兵士たちは知恵を働かせて、「石のスープをつくる」と宣言しました。
文・絵: Marcia Brown
 

A Story A Story(JY)

1971年のコルデコット賞を受賞した、アフリカの民話をもとにした絵本です。昔々、まだこの世に物語がなかった時代、クモ男のクワク・アナンセはクモのイトを伝って空に昇り、神様に物語を譲ってくださいとお願いしました。神様が提示した3つの条件はどれも難しいもの。クモ男は知恵を絞ります。
文・絵: Gail E. Haley
 
 

The Story of the Little Mole(JY)

ある日、穴からひょっこり顔を出した近眼のモグラ。突然、頭の上に何かが降ってきた。あまりのことに怒り心頭。ハト、ウマ、ウサギ、ヤギ、ウシ……と犯人捜しをするモグラ。いろいろな動物のフンの特徴がリアルに学べます。子どもたちにバカ受けの1冊。邦題:『うんち したのは だれよ!』。
著者:Holzwarth, Werner; Erlbruch, Wolf
 

Strawberries Are Red(TP)

フルーツサラダの出来上がり!赤いイチゴ、オレンジ色のオレンジ、黄色いバナナ、緑色のリンゴ、青いブルーベリー、紫色のブドウ。カラフルな果物が次々と登場します。ページが階段状にカットされ、最後のページを開くと、食器の中に色とりどりのサラダが完成する仕掛け絵本。
文・絵: Petr Horacek
 
 

The Stray Dog(JY)

2002年、コルデコット賞銀メダル受賞作。ピクニックに出掛けた一家は小イヌと出会いました。ウィリーと名付けて一緒に遊んだ子どもたちは、小イヌを家に連れ帰ろうとしますが、「誰かの飼い犬かもしれないでしょ」と両親は反対します。次の週末、野犬捕獲員に追いかけられるウィリーを子どもたちが機転を利かせて救出しました。ウィリーのことが気になってしょうがない一家の表情に心が和みます。邦題『のら犬ウィリー』
文・絵: Marc Simont(マーク・シモント)
 

Suddenly(TP)

のんきに歩いている小ブタのプレストンを物かげから狙っているのは、恐ろしいオオカミ。 あぶない!と思った瞬間に、プレストンは用事を思い出して方向転換しました。お母さんに買い物を頼まれていたのです。それと気付かないままにいくつもの危機を乗り越えて、お家に帰り着いたプレストン。でも、台所にいたのは・・・・・・。ハラハラドキドキのサスペンス、オチが利いています。リズミカルな朗読が迫力満点です。
文・絵: Colin McNaughton
 
 

Suzy Goose and the Christmas Star (TP)

仲間の大切さを教える作品はクリスマスにぴったり。
CDには大人の朗読と子どもの朗読が入っています。
文・絵: Petr Horacek
 

Swimmy(JY)

レオ・レオニのコルデコット賞銀メダル受賞作。たくさんの小さいサカナの兄弟が大きなサカナにひと飲みにされ、泳ぐのが速かったスイミーだけが助かりました。ひとりぼっちのスイミーは寂しくて、悲しくてたまりません。でも、海の中は不思議な生き物でいっぱいです。やがて、別の小さいサカナたちに出会ったスイミーは、みんなで力を合わせて生き延びる方法を一生懸命考えます。
文・絵: Leo Lionni
 

Sylvester and the Magic Pebble (TP)

1970年コルデコット賞金メダル受賞作。ロバのシルベスターは変わった色や形の小石を集めるのが趣味。ある日、ピカピカの赤い小石を見つけました。それは実は魔法の石、そして事件が起こります。 親を思う子の気持ち、子を思う親の気持ちが伝わる名作。CDには大人と子どもの朗読が収録されています。
文・絵: William Steig
 
 

T

Ten Fat Sausages(JY)

フライパンの上でジュージュー音をたてるソーセージ。子どもたちがホットドッグ屋さんに集まってきました。10本あったソーセージがページをめくるごとに2本ずつ減っていき、逆にホットドッグを手にした子どもが増えていきます。最後はとうとう売り切れ。ソーセージの形に穴があいた仕掛け絵本です。
出版社: Child’s Play (International)
 

Ten in the Den(JY)

ジョン・バトラー作。10から1までのカウントダウンブック。ほら穴にはぬいぐるみのようにかわいい10匹の動物が。ゴロゴロ遊びをしているうちに、1匹ずつ野原を転げ落ちてしまいます。ウサギ、モグラ、ビーバー、アナグマ……。最後に残った小ネズミは、みんなと会えるのかな。CDのリズミカルな歌が絵にマッチ。
文・絵: John Butler
 
 

Ten, Nine, Eight(JY)

「おやすみなさい」 眠りにつく前に、お部屋を見回してみよう。洗いたての私の10本の足の指、お部屋にならんだ9体のぬいぐるみたち、窓には8枚のガラスがあって……。 「10」から「1」までの数字を使って、お部屋にあるものを数えていきます。おやすみ前のお父さんと子どものやさしいやりとりが伝わって、とても心地よく読める絵本です。
著者:Bang, Molly
 

10 Things I Can Do to Help My World (TP)

地球のためにできることを子どもの立場から描いています。 歯を磨いている間は水を止めておくと、コップ18杯分の水を節約できる。紙の両面を使うと、たくさんの樹を伐採しないで済む。ページがいろいろな形にカットされていて、子どもたちの好奇心を誘います。CDは効果音たっぷり。
文・絵: Melanie Walsh
 
 

There Was an Old Lady Who Swallowed a Fly(JY)

英語圏の童謡をもとにした絵本。おばあさんがハエを飲み込んでしまいましたとさ。そのハエを捕まえるために、今度はクモを飲みましたとさ。穴あき絵本のおばあさんのお腹の中に、どんどんいろいろなものが増えていきます。最後はウマまで飲み込もうというのですから、さあ大変。
絵:Adams, Pam
 

Things I Like (TP)

サル君が自分の好きなことを紹介します。絵を描くこと、ボールを蹴ること、砂のお城を作ること、寝る前にお話を読んでもらうことなど全部で17。テンポのよい歌と、子どもの声のゆったりした朗読が楽しめます。
文・絵: Anthony Browne
 
 

This is Not My Hat (TP)

2013年コルデコット賞受賞作品。小さい魚が、大きな魚から帽子を盗みます。きっと気づかれないさ。気づかれても、ぼくが盗んだってわからないさ。ぼくが盗んだってわかっても、ぼくがどこにいるのかわからないさ。と、高を括っている小さい魚ですが、その結末は……? 邦題:『ちがうねん』
文・絵: Jon Klassen
 

This Little Cat (TP)

ペトル・ホラチェックの小さい子ども向けボードブック。 白いネコはサカナを食べるのが好き、トラネコはひなたぼっこが好きなど、いろいろなネコはそれぞれ好きなことが違うのです。ページが少しずつカットされていて、最後にトラの縞模様が出来上がります。
文・絵: Petr Horacek
 
 

The Three Billy Goats(RA)

『3匹のやぎのがらがらどん』をもとにしています。大きなヤギと中くらいのヤギと小さいヤギが、病気のゾウのために食べ物を探しに出掛けました。橋の向こう側にはたくさんの食べものがあるのです。ヤギたちが橋を渡ろうとしていると、ウサギたちがやってきて、橋の上には強くて醜い巨人が住んでいると忠告してくれました。そこで皆で作戦会議を開きました。
 

The Three Little Pigs(RA)

『3匹の子ブタ』をもとにしています。子ブタの兄弟は、家の中をあまり散らかしたため、お母さんから独立して暮らしなさいと追い出されてしまいました。そこでそれぞれ、干し草の家、木の家、煉瓦の家を建てました。早速、おいしそうな匂いを嗅ぎつけてやってきたオオカミは、「開けゴマ」と言ったり、魔法のランプにお願いしたり、白雪姫のお話のようにリンゴを見せてドアを開けさせようとします。
 
 

Time for Bed(JY)

メム・フォックスのリズミカルな英文が耳に心地よい、子守歌のような絵本です。さあ、寝る時間ですよ。ネズミもアヒルもネコもみんな、お母さんにやさしく見守られながら眠りにつきます。
文: Mem Fox
絵: Jane Dyer
 

The Tiny Seed (TP)

エリック・カールの絵本。ある秋の日、強風が花の種を吹き飛ばしました。ひとつは高く飛びすぎて太陽に焼かれ、ひとつは海に落ち、あるものは鳥に食べられ。そして、いちばん小さい種だけが生き延びました、命の不思議さとたくましさに心打たれる1冊。CDには男性、子ども、女性による3パターンの朗読が収録されています。特に子どもの声がかわいらしく、小さい種の物語にピッタリです。
文・絵: Eric Carle
 
 

Titch (TP)

3人兄弟の末っ子のティッチは、お兄さん、お姉さんの仲間入りがしたくて、いっしょうけんめい三輪車で自転車を追いかけたりしますが、いまいちレベルが違うのです。でも、ティッチが植えた小さい種が芽を出し、お兄さんたちの背丈を超えて大きくなりました。
文・絵: Pat Hutchins
 

Today Is Monday(JY)

エリック・カール『月ようびはなにたべる?』の英語版ボードブックとCDのセット。アメリカのわらべうたをもとにした絵本です。
著者:Eric Carle
 
 

Tomorrow’s Alphabet(JY)

アルファベットだけでなく、さまざまなものや動物が成長・変化していく過程を、カラフルで大きなイラストといっしょに、楽しく覚えよう! お子さんが口ずさみやすいように、曲のメロディ・テンポが統一されています。
文:Shannon, George
絵:Crews Donald
 

Tooth Fairy(JY)

マシューの乳歯が抜けたので、お母さんが欧米の言い伝え、「歯の妖精」のお話をしてくれました。歯の妖精は、抜けた歯と引き換えに、素敵なものを置いていってくれるそうです。そばで聞いていた姉のジェシカは思いました。「不公平よ、わたしも素敵なものが欲しいわ」。白い歯の大切さ、歯磨きの重要性を教えてくれる絵本です。
著者:Wood, Audrey
 
 

Tough Boris(JY)

海賊のボリス船長は見るからに野蛮。手下たちもみな、船長に負けず劣らず恐ろしい顔つきです。しかし、無慈悲に略奪を続ける海賊たちも、ペットのオウムが死んでしまったとき、みな嘆き悲しむのです。英文はわずか71語の短さですが、イラストが多くのことを語りかけてきます。波の音や海鳥の鳴き声、嵐の音をアレンジした歌と朗読も、どこかもの悲しげで、余韻がたっぷり残ります。
文: Mem Fox
絵: Kathryn Brown
 

Twenty-Four Robbers(JY)

ある晩、なんと24人もの泥棒が私の家にやってきました。彼らが要求したものとは……。それから、泥棒たちはちょくちょくやってきては要求をつきつけます。でも、彼らの欲しいものがなくて、別のものを渡しても、泥棒たちは陽気に引き上げていくのでした。
著者:Wood, Audrey
 
 

Twinkle Twinkle Little Star(JY)

『きらきらぼし』の3番までの歌詞に乗せて、北極圏から砂漠まで、世界中を旅しましょう。1番は歌えても、2番、3番の歌詞は知らない人も多いのでは。普段なにげなく口ずさんでいる歌も、歌詞の意味深さにハッと気付かされることがあります。真っ暗闇の中で明るく輝いて希望を与え、人々に道を示してくれるお星さまに感謝したくなる絵本です。
絵:Kubler, Annie
 
 

U

The Ugly Duckling (RA)

アンデルセン童話『みにくいアヒルの子』をもとにしています。セリフと歌が約半々で、小さいお子さんでも取り組みやすい構成です。劇中歌7曲。
4個の卵からヒナがかえると、1羽だけ見た目が異なっています。3羽のアヒルはもちろん、3匹のサカナにもウサギにも仲間に入れてもらえず、ひとりぼっち。でもフクロウが励ましてくれました。いろいろな動物が登場して、にぎやかな舞台です。
 

Up and Down on the Merry-Go-Round(JY)

ちょっとレトロな雰囲気のメリー・ゴーラウンドに乗る子どもたちの躍動感、自慢げな表情がイキイキと描かれた作品。ビル・マーティン・Jrの英文はちょっと見ただけでも、思わず口ずさみたくなるほどリズミカル。もちろん歌のメロディにもピッタリ合います。少し難しめの単語も入っていますが、声に出すことの楽しさを存分に実感できる本です。
文: ビル・マーティン・Jr &ジョン・アーシャンボー
絵: テッド・ランド
 
 

Up, Up, Up!(JY)

空が飛べたら、どんな気分だろう。気球に乗って、どこまでも高く上がっていこう。空の上からは、いろんな乗り物、いろんな人、いろんな木、ネコにイヌにクマにサル、ジャングルに山々に町、何でも見えるんです。風を感じて、高く飛び続けよう。
文: Susan Reed
絵: Rachel Oldfield
 
 




W

Walking through the Jungle(JY)

ジャングルにいるのはどんな動物? 海にいるのは、山にいるのは、川にいるのは、氷山にいるのは何だろう。砂漠にだってたくさんの生き物がいるのです。物陰にそっと隠れていた怖い動物が、ページをめくると、牙をむきだして吠えたりするから気をつけて! ライオンやクジラやオオカミに追いかけられて、大変。
絵: Debbie Harter
 

Water(JY)

水は雨、しずく、氷、そして雪になる。雲となって空高く昇り、地底深く沈み込む。花々を潤したかと思うと、しおからい涙にもなる。さまざまなシーンの水がまるで虹のようにカラフルに描かれています。ときに大雨となり洪水を起こしたりもしますが、私たちの暮らしのあらゆるところに浸透し、無くてはならない水。地球環境の大切さを考えさせる絵本です。
文・絵: Frank Asch(フランク・アッシュ)
 
 

We Found a Hat (TP)

ジョン・クラッセンの「帽子」三部作、完結編
2匹のカメが帽子を見つけました。帽子はひとつしかないのに、カメは2匹。どちらのカメにもお似合いの帽子、一体どうすればいいのでしょう。クラッセン独特の「目」が多くのことを語りかけてきます。
先に出た『I Want My Hat Back』『This Is Not My Hat』が、ちょっとブラックな(と思われる)エンディングだったのに比べて、こちらは相手の気持ちを思いやる雰囲気に満ちていて、静かにストーリーが進行します。邦題『みつけてん』。
CDはおだやかな音楽に乗せた、ゆっくりした朗読です。あくびの音やいびきの音も小さく入って、お休み前の読み聞かせにもピッタリです。
 

The Wedding Mice (RA)

日本昔話『ねずみの嫁入り』をもとにしています。セリフと歌が約半々で、小さいお子さんでも取り組みやすい構成です。劇中歌7曲。
舞台設定も着物も日本ですが、ネズミの娘はLily、ボーイフレンドはJakeという名前です。大事な娘を世界最強のものに嫁がせたい父親は、太陽に頼みます。しかし、雲にはかなわないと断られてしまいました。その雲はというと……。歌はマザーグースの「ホーキー・ポーキー」やアメリカ民謡の「幸せなら手をたたこう」が使われており、すぐに歌えるようになるでしょう。
 
 

Welcome, Baby!(JY)

赤ちゃん誕生から、おむつ替え、お風呂、しぐさ、おもちゃ、よちよち歩き、おしゃべりといった、成長の過程を韻を踏んだ詩32編で表現し、全部の詩をいろいろなメロディやリズムの歌にしました。アルファベット、数字、色、動物の名前なども覚えられます。赤ちゃんをやさしく見守り、はぐくむ、家族の愛情に満ちた絵本です。
文: Stephanie Calmenson
絵: Melissa Sweet
 

We’re Going on a Bear Hunt(JY)

クマ狩りに出掛けよう。大きいのを捕まえるんだ。家族5人と飼い犬も一緒だから恐くなんかありません。野を越え、川を渡り、吹雪に見舞われたりしながらクマを探します。カラーページと白黒のページが交互に登場し、ちょっぴり不安を抱えながらも前進する様子を表現しています。CDには8種類のバージョンが収録されており、Swishy swashy!、Splash splosh!といった擬態語や歌が存分に楽しめます。
文: Michael Rosen
絵: Helen Oxenbury
 
 

We’re Going on a Picnic(TP)

Rosie’s WalkやTitchでおなじみのパット・ハッチンス作。よく晴れた日に、メンドリとカモとガチョウはピクニックに出掛けることにしました。大好きなイチゴとリンゴとナシをバスケットに詰めて出発しますが、どの場所がいいか迷っているうちに、誰かがバスケットの中味をねらっていますよ。陽気で楽しい歌が印象的、思わず口ずさみたくなります。
文・絵: Pat Hutchins
 

What Comes in 2’s, 3’s, & 4’s?(JY)

2つ、3つ、4つのものってなんだろう?まず自分を見てみると、目が2つ、耳も手も足も。サンドイッチのパンもそう。3つのものは信号の色、red for stop, yellow for slow, and green for go。朝ご飯、ランチ、ディナーも3つだし、大中小のサイズも。じゃあ、4つあるのはママの自動車の車輪に椅子やネコの脚。ほかにも身の回りには、2つ、3つ、4つずつのいろいろなものが……。小さい子ども向けの「数」入門本、CDは朗読です。
文: Suzanne Aker
絵: Bernie Karlin
 
 

Whatever Next!(JY)

ボクは月に行けるかな。ママに「おフロよ」と言われたベイビーベアは、ダンボールのロケットで月旅行に出発。ヘルメットは台所の水切りカゴです。「おや、かっこいいロケットだね」と、途中でフクロウが仲間に加わり、飛行機に手を振ったら何人かの乗客が振り返してくれました。とうとう月に着いて、フクロウとピクニックを楽しんだあと、煙突を抜けてお家に帰ってきたら、ススで真っ黒。さあ、おフロですよ。ジル・マーフィーの心温まるベッドタイムストーリーです。
文・絵: Jill Murphy
 

What Is Black and White? (TP)

ペトル・ホラチェックの小さい子ども向けボードブック。夜は黒い、雪は白いというように、黒と白のものが交互に紹介され、最後に黒と白のシマウマが現れます。ページが階段状にカットされ、最後にビックリの縞模様が完成します。ジャズ風の歌と、ゆったりした音楽に乗せた朗読が収録されています。
文・絵: Petr Horacek
 
 

What’s the Time, Mr Wolf?(JY)

オオカミさん、いま何時? いつもお腹を空かしているオオカミさんとといっしょに時間の勉強ができる、楽しい指人形付き絵本です。本の後ろから指を入れて、オオカミさんの口をパクパクさせることができます。どのページにもデジタル時計とアナログ時計の両方が登場します。
著者:Kubler, Annie
 

What Mommies Do Best/What Daddies Do Best(TP)

片方からはお母さんと子どものお話、本を逆さまにすると、もう一方からはお父さんと子どものお話が始まるという凝ったつくりの絵本。
文: Laura Numeroff
絵: Lynn Munsinger
 
 

The Wheels on the Bus(JY)

大きな赤いバスにピエロやマジシャンや、ちょっと変わった服装の人たちが乗り込んできます。はて、目的地はどこでしょう。タイヤが「クルクル」、ワイパーが「シュッシュッ」といった英語の擬態語が学べる、昔から歌い継がれている童謡をもとにした絵本です。
絵:Kubler, Annie
 

When I Was Five (TP)

6歳になった男の子が、5歳のときの自分を振り返ります。将来は宇宙飛行士かカウボーイになりたかった、好きな車はミニカーだった、草むらが隠れ場所だった……。いまは好きな車はレーシングカー、隠れ場所は「秘密」。でも変わらないものもある、それは親友のマーク。幼児から少年になりかけの男の子の感性を、みずみずしく描いた傑作です。
文・絵: Arthur Howard
 
 

When the Wind Stops(JY)

「どうして昼は終わってしまうの?」「太陽はどこに行くの?」、小さな男の子のたくさんの疑問に、お母さんがひとつひとつ丁寧に答えていきます。「お月さまとお星さまが出て、夢を見るための夜になるの」「太陽は次はどこか別の場所を照らすの」。
文: Charlotte Zolotow
絵: Stefano Vitale
 

Where Have You Been?(JY)

『おやすみなさいおつきさま』で名高いマーガレット・ワイズ・ブラウンの1952年の作品に、二度もコルデコット賞に輝いたディロン夫妻が2004年に新たに挿絵を提供した興味津々の絵本。
文: マーガレット・ワイズ・ブラウン
絵: レオ&ダイアン・ディロン
 
 

Where’s My Teddy? (TP)

エディはテディベアのフレディを探しに森の中へ。そこにはエディの何倍もある巨大なテディベアが。すると、「なんでこんなに小っちゃくなってしまったんだ」と泣く声が聞こえてきました。大きなクマがフレディをかかえて現れたのです。韻を踏んだ文章と大判のページいっぱいに広がる絵が楽しめます。
文・絵: Jez Alborough
 

Where Is the Green Sheep?(JY)

形容詞や対義語が学べる絵本。いろいろなヒツジが登場します。「青い、赤い」「こわがりの、勇敢な」「近い、遠い」「やせた、太った」と、全部で24匹も。ヒツジたちはどれも個性豊かで楽しそう。でも、緑色のヒツジは一体どこにいるのでしょうね。何度も質問が繰り返され、最後にやっと……。文章はメム・フォックス。
文:Fox, Mem
絵:Dyer, Jane
 
 

Whoever You Are(JY)

メム・フォックス作。膚の色が違っても、お家の形が違っても、言葉が違っても、暮らし方が違っても、あなたが誰でも、どこに住んでいても、心の中は同じ、笑顔も共通。同じように痛がり、同じように泣く。同じように喜び、同じように愛する。人類の多様性への賛歌のような絵本です。
文: Mem Fox(メム・フォックス)
絵: Leslie Staub(レズリー・スタウブ)
 

Who Is the Beast?(TP)

怖?いケモノっていったい誰のこと?長いシッポが見えたぞ、早く逃げろ! 黄色と黒の縞模様が見えたぞ、引き返せ! ジャングルに潜む「なにか」の一部分に、サルやカエルたちはビクビク。渦中のトラは困惑します。ホラ、力強い脚はカエルと一緒、上下に揺れるシッポはサルと同じでしょ……。ジャングルの動植物の力強い描写、深みのある色使いに圧倒されます。
文・絵: Keith Baker
 
 

Who Sank the Boat?(JY)

海のそばにウシ、ロバ、ヒツジ、ブタと、そして小さなネズミが住んでいました。ある晴れた朝、みんなはボートに乗ることにしました。ボートのバランスを崩さないように、桟橋からこわごわと体重を移す姿が何ともユーモラス。浮力の勉強にもなりますね。CDはミュージカル仕立てです。
著者:Allen, Pamela
 

Who Says Woof?(JY)

ほおずりしたくなるような動物の赤ちゃんたちが登場するジョン・バトラーの絵本。woofと鳴くのはどの子? miaowと鳴くのは? 10種類の動物とその鳴き声が覚えられます。子どもと一緒に鳴き真似をしてみましょう。日本語との違いも確認してみましょう。
文・絵: Butler, John
 
 

Who Stole the Cookies from the Cookie Jar?(JY)

絵本自体がクッキー入れの形をしていて、フタを上に引き出すことができる仕掛け絵本。「クッキーを盗んだのはだれ?」「あなたでしょ!」「ボクじゃないよ!」「じゃあだれ?」というやり取りをしている間に、クッキーが1枚ずつ減っていきます。お風呂に入っているイヌ、お料理をしているネコ、絵を描いているネズミなど、みなクッキーなんか眼中にないふりをしていながら、しっかりクッキーが減っていくユーモラスな絵本。
絵: Jane Manning(ジェーン・マニング)
 

Whoever You Are

メム・フォックス作。膚の色が違っても、お家の形が違っても、言葉が違っても、暮らし方が違っても、あなたが誰でも、どこに住んでいても、心の中は同じ、笑顔も共通。同じように痛がり、同じように泣く。同じように喜び、同じように愛する。人類の多様性への賛歌のような絵本です。
文: Mem Fox(メム・フォックス)
絵: Leslie Staub(レズリー・スタウブ)
 
 

Whose Baby am I?(JY)

ジョン・バトラー作。ボクのお母さんは誰でしょう。コアラ? パンダ? シマウマ? 9種類の赤ちゃん動物が誌面に大きく描かれていて、小さい子どもは釘づけになるはず。巻末にはcub、calf、pup、chickなど、子どものときの呼び名がまとめられていて、大人にも勉強になります。
文・絵:Butler, John
 

Winnie the Witch (OUP)

Abracadabra!、魔女ウィニーの呪文が響きわたります。魔女の家は外側も内装もなにもかも真っ黒。カーペットも椅子もベッドも、お風呂まで真っ黒です。ウィニーは黒ネコのウィルバーと一緒に暮らしており、ウィルバーが緑色の目を開けていれば、存在がわかります。でも、目を閉じて寝ているとどこにいるのかわからず、ウィルバーの上に座ってしまったり、つまずいて転んだりと大騒ぎ。そこで魔法の杖をひと振りして、ウィルバーの色を変えてしまいますが……。緻密に描き込まれた恐ろしげな魔女の家と、ユーモラスなウィニーとウィルバーのコンビが対照的。全世界で700万部も売り上げているベストセラーシリーズの1作目です。CDの朗読は効果音や音楽が使われ、まるでドラマのような臨場感です。
文: Valerie Thomas
絵: Korky Paul
 
 

Without You(JY)

皇帝ペンギンの子育てをリアルに伝える珠玉の絵本。「世界で最も過酷な子育てをする鳥」と呼ばれる皇帝ペンギン。お母さんが卵を産むと、その卵はお父さんにバトンタッチされます。産卵を終えたお母さんは、エサを求めて遠くの海に旅立つのです。卵はお父さんの足の上に慎重に乗せられて、ヒナが孵る日を待ちます。南極の冬は真っ暗で極寒。お父さんたちはブリザードが吹きすさぶ中、みなで寄り添って助け合います。ときには群れの内側で暖を取り、ときには外側に立って風除けになり。そして、ヒナとともにお母さんが帰ってくる日を待ちこがれます。
ペンギンたち、南極の星々と氷、海の中などを描いたリアルな絵がそれは美しく、印象深い作品です。
文: Sarah Weeks
絵: Suzanne Duranceau
 

The Wolf and the Five Little Goats(RA)

『オオカミと5匹の子ヤギ』をもとにしています。お母さんヤギがお買いものに出かけて、5匹の子ヤギはお留守番です。その様子を遠くから見ていたオオカミとカラスは、お母さんになりすましてドアを開けさせようとします。子ヤギたちもちゃんと警戒して、二度まではオオカミと見破りましたが……。
 
 

The Wonderful Wizard of Oz(RA)

『オズの魔法使い』をもとにしています。赤い靴を履いたドロシーと飼い犬のトトは、エメラルドシティめざして、黄色いレンガの道を進みます。脳ミソのないカカシ、心のないブリキの木こり、臆病なライオンも加わりました。途中で西の魔女と空飛ぶサルに襲われますが、ライオンは勇敢に戦い、カカシは知恵を働かせて追い払います。
 

Woodland Christmas(JY)

クリスマスの数え歌として有名な定番曲が絵本になりました。メロディーは日本人にも馴染みがあり、12月になると思わず歌いたくなってしまうでしょう。クマさんがクリスマスのプレゼントとして12日間、毎日プレゼントを恋人に贈り続け、求婚します。プレゼントにはクリスマスに関係のある動物がたくさん登場するので、クリスマス文化の学習にもなりますよ。
文・絵: Tyrrell, Frances
 
 

Z

Zin! Zin! Zin! A Violin(JY)

コルデコット賞銀メダル受賞作。大きなコンサート会場。オーケストラのメンバーがひとりずつ順番に現れて、素晴らしい演奏を披露してくれます。まずは、トロンボーンのソロ。次に、トランペットが加わってデュオに。オーケストラの楽器を覚えるの最適な絵本です。
文:Lloyd Moss
絵:Marjorie Priceman
 

Zomo The Rabbit(TP)

西アフリカに古くから伝わる民話。小さいけれど賢いウサギのゾモは、もっと知恵をつけたいと空の神様にお願いしました。神様の答えは、3つの困難な課題をクリアすること。巨大魚のウロコ 野生の牛のミルク、そしてヒョウの歯を持ってくるようにとのことでした。いずれも大きな動物を相手にする3つの課題は、小さいウサギには不可能に思えますが、ゾモは悪(?)知恵を働かせます。いかにもアフリカらしい色鮮やかなイラストが魅力。CDの朗読は効果音たっぷりです。
文・絵: Gerald McDermott